乙嫁語り(4) (ビームコミックス)』:森薫のかんそーぶん

@ 『乙嫁語り(4)』:森薫(ISBN9784047280830)。Fellows!連載。近代中央アジアを舞台にした遊牧の民の花嫁たちを中心にしたラブロマンスの4巻目。 第三の乙嫁は双子の暴走姉妹?

  • アンカラへの旅路にある英国人ヘンリー・スミスとその案内人。 道中誤ってアラル海に転げ落ち、 溺れかけたスミスを救ったのは 地元の双子姉妹ライラとレイリだった。 「幸せな結婚」を夢みる彼女らは今日も連れだって めぼしい男性を捜しあちらこちらで大騒動を繰り広げては 父親にドヤされる有様で。さて彼女たちの夢は叶うのか。 塩湖アラル海の漁村で繰り広げられるドタバタ姉妹の乙嫁語りはじまりはじまり。

スミスさん主人公だったんだ!!(オビより

スミスさんとタラスさんのお話はひとまず置いておいて 新たな乙嫁さんが登場。今回は年頃なれど子供っぽさが抜けない よく言えば天真爛漫、夢見がち過ぎる猪突猛進な双子姉妹ライラとレイリの ふたりをメインに据えて、彼女達の結婚までの道程が描かれます。

兎も角パワフルに動き回る野性味溢れるふたりの様子が 可愛らしくも愉快ですね。そのキャラクター性にひっぱられてか これまでに比べても全体的にコメディチックな演出が増量されています。 そんなふたりが少しずつ恋する乙女的な側面を見せてくれるのが また大変美味しいわけですが:D___ 元気な女の子はやはり良いモノですのぅ。 水辺ということで泳いだり船の上だったりなふたりの姿が 扉絵を始め作中でも凛々しく美しく描かれていて眼福でした。

これまでは放牧民たちの様子が中心でしたが、 今回は漁村が舞台ということで 漁業絡みの描写が多めですね。 あとは村の中での結婚を決めるためのやりとりなど これまでとはまた違った形で描かれる様子が見所だったかと。

アミルさん達は今回もちょろっと登場。 世界情勢的に不穏な空気が漂い始めましたが、さてどうなることやら。 今回はほぼ蚊帳の外だったスミスさんの方もひと波乱ありそうで タラスさんの再登場が期待されるところですが、さて。 何にしても続きが楽しみなところです。早く来い来い第五巻:D

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■関連情報
タイトル『乙嫁語り(4) (ビームコミックス)』
作者森薫
出版社エンターブレイン
発売日2012-05-12
区分一般
カテゴリ漫画
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ページ執筆者:東雲あずみ

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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