○過去のかんそーぶん一覧 page.43(2009年03月〜2009年03月)

@ 『すぱすぱ(6)』:三宅太志(ISBN4049262614)。ロリ認定。 ドラゴンエイジ連載。 鈴と春菜、ふたりの想いへの答えを出せず保留したままの樹だったが、 鈴の体に異変が起き、選択を迫られることになる。 果たして奇妙な三角関係の行方は? 一応最終話が収録されてるってことなんですが まだその後の物語があと1冊続くらしいです。私も良く分かりません。

表紙から下着姿の二人、カバー折り返しはYシャツ半裸で前面フル開放でベットに寝そべる鈴(大) 巻頭のカラーページはお風呂でムフフと、いつもと比べても異様にお色気度合いが高いなぁと 思って読み進めてたら、ラストで抱くの抱かないのという話になってて納得するやらなんとやら(^-^;;;;; こないだの「カルテット」はこれの布石だったのか!<そうか? まあ、元はエロ漫画家さんということもあり手馴れた感じでしたが、 少年向けエロスの範疇を微妙に逸脱してる気がせんでもありません(^-^; でも展開自体は至ってシリアス。ここまでカッチリと状態を悩み、 状況そのものが後押しになったとはいえ はっきりとした答えを出すあたりを綺麗に〆たのは高評価。 ただ、多くのサブキャラ陣があまり有効活用出来てなかったのが残念です。

悪霊に襲われやすい体質の少年と、 彼を護るためにやってきた許婚の退魔士の少女…という前フリを考えたら 普通はバトル漫画になりそうなものなのに、その辺の要素は極めて控えめで 最初から最後までほぼラブ重視のコメディーだったというなかなか変わった作品でした。 しょうがないとはいえ、水森さんがとても可哀想なので是非うちの嫁に<ぺしっ 予告を見る限りバトル系の決着は次巻でってことになるのかな? (Permalink)



@ 『さくらの境(2)』:竹本泉(ISBN4840113610)。 フラッパー連載。 ささちゃん、ふたちゃん、いっこちゃん3人の女子高生の 百合百合ふにゃふにゃうじゃうじゃまったりぐーたら生活の2巻目。 なんかもう読んでて心が洗われるくらいにぼーっとした漫画ですな、本当に(^-^;;; ふたちゃんに甘えられるのにもいい加減慣れて、逆に甘えられ無いと寂しさすら感じるほどに 精神的に調教されちゃったささちゃんがラブリーです(ォィ 可愛い女の子が幸せそうにじゃれ合ってる様が延々と続くというある意味夢のような 展開ですが、読んでて幸せだから問題無いと思います。ハイ。ねこーねこー。 (Permalink)



@ 『オレンジでりばりぃ(4)』:宗我部としのり(ISBN4861762847)。コミックラッシュにて連載されたカーリングコメディ漫画の最終巻。 それぞれの理由を抱えながらも めざせオリンピックを合言葉に努力を続ける実穂ちゃん率いる橙園学園カーリング部。 そして、ついに始まる高校生全国大会。 待ち受ける強豪を相手に勝利を掴めるのか?…てな感じで。

ということで今回はほぼ全編が試合風景。 お得意のお色気コメディをタップリ含めつつ、熱戦が繰り広げられます。 パッと見た目がどうしても地味なものを、熱く盛り上げるのに漫画の効果は絶大ですな。 伏線にも綺麗に決着をつけた良いスポーツモノでした。 トリノ五輪でカーリングが盛り上がったこともあり、 タイミング的にはバッチリなんですがうまく拡販出来るかなぁ。 (Permalink)



@ 『お兄ちゃんと一緒(5)』:時計野はり(ISBN4592181557)。 花とゆめ連載。ピンチヒッターでサッカー部のマネージャーのお手伝いをした桜ちゃん。 部員の皆さんに気に入られて仲良くなるも、そんな様子にお兄ちゃん達はヤキモキ。 その上、正お兄ちゃんへの恋心を自覚しちゃったものだから、 なんだかギクシャクしてしまって…。 てな感じで、ラブコメ方向へダッシュ開始?な兄ハーレム漫画の5巻目

ラブですな。ラブ。ご家族コメディーからラブコメへ転換気味。 とはいえ、以前のテイストもしっかり保持はされてるので安心です。 正お兄ちゃんの言動&行動に一喜一憂な桜ちゃんが可愛すぎます。 正お兄ちゃんの変態行動っぷりはいつも通りですが、さすがに素が出ることが多くなってるかな。 まあ、あのままじゃなぁ(^-^; (Permalink)



@ 『蜜色幼喰祭』:智沢渚優(ISBN4877349634)。エロ漫画。 主にCOMICメガプラスに掲載された中・短編集。 アパートの住人達に囲われて生きる少女やら、新作オモチャのモデルに選ばれた少女の末路やら、 ガード下のえっちな本を読みに行った少女達を待つ運命やらと 毎度のように可憐な少女と大人の男達のがっつり性交な話ばかりです。 今回のメインは中編「やわらかい城」。 北欧の貧しい小国から、姉妹都市提携した片田舎の町へと 訪れた親善使節団の少女達の「本当の仕事」のお話。 おっさん達に次々と陵辱されていく白磁の肌の少女達が悲惨なれど可憐。 少々人数が多すぎて捌ききれてない感もありますが、 ぺったんこからぽよよんまで揃った女の子達…っていうのは満腹感あっていいなぁと。

絵柄については古臭さを感じる向きもあるとは思いますが ベテランだけあって安心の出来。表紙に惹かれたならお試しを。 (Permalink)



@ 『でりつま』:山名沢湖(ISBN4575939994)。 エース特濃及びまんがタウンオリジナルにて連載された作品集。 専業主婦のももえさんと彼女の友人高校教師のすみこさん、 フリーライターのたまよさんの3人の若奥様のかしましほえほえ日常漫画。 日々のちょっとした出来事から広がるワンダーやらファンタジーやらが、たいへんらしいなーと(笑 1ページ程度の短いショートストーリーの連続なので、テンポも良く楽しいですね。 こんな奥さんなら欲しいなーと>すみこさん 若奥様の生漢文ハァハァ。 ももえさん? うーん、ちんまくて可愛いけどね:D (Permalink)



@ 『そらのひとひら(1)』:野々原ちき(ISBN4757516134)。 ガンガンWING連載。 きらら連載の4コマ「姉妹の方程式」でお馴染みの野々原ちきさんの ストーリー漫画初単行本。 影が薄くてネガティブ思考の大隅くんと学園一の美少女クールビューティな春賀さん。 端からみたら不釣り合いな男女交際中な二人だけれど、 ほんとの関係は観察者と被験者だったり。 ちょっと不思議なすれ違い学園ラブコメの第一巻。 ストーリー的にはまだ導入という感じかな? 主要キャラが出揃って話はこれからというとこで終わってしまうので 多少消化不良感はあります。 あと、作品内の平均的視点が定めにくい気も。 でも絵とキャラの可愛らしさは折り紙つきですし、 ちゃんと話を転がせる方なんで続刊に期待。…次まで長そうですが(^-^; 眼鏡っ子モード完備な上に笑顔が魅力の春賀さんも良いですが、 カルシウム足りてないキレキャラの児玉さんも愛されてる感じで良いですね〜 (Permalink)



@ 『ちょこっとSister(5)』:竹内桜(ISBN459213897X)。 ヤングアニマル連載。サンタから十数年遅れで届いたプレゼント・妹のちょこちゃんとお兄ちゃんのはるまくんとのほのぼの生活の5巻目。 今回はねこにゃんダンスだったり、ちょっぴり悲しい出会いと別れだったり、微妙な恋模様だったり、謎に包まれたアパートの住人真琴さんの秘密の一端だったり。でもちょこちゃんの日常は今日も続きます。

相変わらず管理人さんの可愛らしさが凶悪ですな。黒フレーム眼鏡も良ッス。 なお、TVアニメ化決定とのことですが、果たしてどうなるやら。 まったり空気と微エロシチュが売りなのにー。 (Permalink)



@ 『機工魔術士-enchanter-(10)』:河内和泉(ISBN4757516304)。 ガンガンWING連載中。 色々あった文化祭も無事に開催。はしゃぎまくるユウカナリアの前に現れる、 自らの目的のためにメルクーリオのチップを狙う大学生・北都。 一方、メルクーリオの一件と優香姉とのすれ違いで凹みまくりの晴彦。 二人は最悪の出会いを果たし、再び波乱の予感が…。

ユウカナリアお姉さんのあのろりーんな私服姿は犯罪だ(断言 あ、あんな格好でぷりんぷりんでついんてーるでぱんちらしまくりって… お、お父さんは許さないんだからっ!!<ちょっとは落ち着け 本筋の方は答えの出ない問題編が続きます。性質や才能はそっくりだが性格が全く違う二人が 対決へ向かって一直線、その助走って感じですね。 メル編も相当難しいとこ突いて来てたんですが、続いてこういう話をするのは結構リスキーなような。 まあ、作者さんに迷いが無さそうなのが救いですけどね。 なお、WINGでは次号から新作との同時連載開始とのこと。 おき楽コメディーとのことで、そっちでバランス取るってことなのかなぁ。 (Permalink)



@ 『かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜(3)』:桂遊生丸(ISBN4840233667)。 電撃大王連載。本編に加え特別編3本を収録。 微妙な三角関係もひとつの安定形に落ち着き 惑いながらも、楽しい夏休みを過ごすはずむ、とまり、やす菜だったが、 宇宙人から衝撃の事実が告げられ、事態は急転する。

ともかくはずむくんは可愛すぎるね、うん。 リップ塗っちゃったり、手を繋いじゃったりするとまりちゃんもたいへんキュートです。 本筋の方は本気で急転直下。はずむくん女性化の謎も絡めて明かされるので 納得出来なくは無いんですが、マッタリ感は吹っ飛ばざるを得ないので少々複雑です。 だらだらした状態に突入する前に大上段からぶった切ったと考えれば、 まあしょうがないのかなぁ…。ううむ。 (Permalink)



@ 『THE iDOLM@STER(2)-ときめきのSummer Days-』:斎藤ゆうすけ(ISBN4757726260)。 ファミ通文庫新刊。AC『THE iDOLM@STER』のノベライズ第二弾。 今回は1巻から時間が巻き戻って、律子と春香と雪歩のデビュー時のお話。

マネージャー希望で大手プロダクションを受けるも、笑い者にされた上で落とされた秋月律子は 反骨精神を胸に弱小765プロダクションからの内定を勝ち取る。 しかしインターンで入ってみれば、765プロは傾き掛けて再建計画に着手しようとしているような状態。 さらに再建を依頼されたという伝説のプロデューサーにマネージャーとしてダメ出しされ、 生き残りを掛けた勝ち目の無いプロデュース勝負に挑むことになってしまう。 負ければ何故かアイドル候補生にという理不尽な勝負の行方は? また、そんな勝負の対象にされた春香と雪歩は無事にデビューできるのか?

今回は律子を主軸に物語は展開。 1巻読んでると結果が分かっちゃうのが微妙だなーと思いつつ読了。 刊行順ひっくり返すこと無かったと思うんですけど…。 今回は比較的業界寄りの話が続くので、1巻よりは楽しめました。 でもやっぱりやり口が無茶苦茶だと思うんですよ、伝説さん…(汗 ともかく、律子分は大量摂取出来ますよ:D (Permalink)



@ 『もえちり(1)』:堂高しげる(ISBN4063730166)。月刊少年シリウス連載。 太古より日本を裏から守護してきた伝説の巫女・卑弥呼の当代が没したことにより 日本全土に災厄が降り注ぎ始めた。事態を収拾するために、次代の新たな卑弥呼候補達47名が 聖尻臼邪馬台学園に呼び集められ、1年間の厳しい学生生活が始まるのだった…。 ………まあ堂高作品だし:D

これは酷い(誉 四十七都道府県から1名ずつ集められた少女達によりアホな学園(?)生活物語。 ネギ○!なんて目じゃナイぜ、出身都道府県名が苗字だから直ぐに全キャラ覚えられます。苗字だけ。 まあ、いつも通りの堂高節、 つまり下品なエロ、過剰なネタとパロディが唸ります。 第一巻ということでマンネリ感も無く、濃ゆいキャラクターが所狭しと暴れまわる様を御照覧あれ。

電車の中で読んでたわけですが、最後の校歌でマジに吹いた。 絶望先生といい、これといい、それでいいのか講談社…。 ちなみに愛媛さんが心を掴んで離しません。 (Permalink)



@ 『セイビングライフ(1)』:まりお金田(ISBN4047137936)。 月刊少年エース連載。 お金持ちのおぼっちゃま、春彦くんは親に反発して一人暮らしを開始するも、 悪い親戚に騙されて借金まみれの極貧倹約バイト生活をする羽目に。 そんな彼の周りには幼馴染の同級生やら、 押し掛け同居のメイドさんやら、バイト先の暴力ウェイトレスやらと可愛い女の子がいっぱいです。

ということでいつも通りのまりお金田さんの幸せハーレム作品ですな。 扉を開けば着替えシーン、プールへ行けば濡れ濡れ、ウェイトレスのスカートは植木に引っ掛かりと 女の子がかわいけりゃそれでいいんだ!という清々しいまでのストレートな作風に心が洗われます。 そういう作風にに理解が持てる方のみオススメです。 (Permalink)



@ 『特ダネ三面キャプターズ(1)』:海藍(ISBN4832275631)。 まんがタイムラブリー連載。個性的な御堂高校新聞部の面々が織りなす愉快なほのぼの学園生活四コマ。 ネキタダ面プズ特三ャーとしか読めなかった人がここに居ます(汗

うむ、良いですねー。トリコロ同様のまったり海藍節が楽しめます。 トリコロと違うのはレギュラーキャラに男の子・慎太くんが居ることかな。 幼馴染のちんまいっ子な巡洋艦(違)とみかちゃんとのラブ描写が微笑ましくて良。 微妙にすっぽ抜けた顧問の美里先生も可愛いですねー。 冒頭が最初期の絵柄ですが、収録既刊が長いのでわりと前半で最近(?)の絵柄に近づきます。 トリコロが好きな方は読むと吉。こちらも一応続くようですし。

それはいいとして、オビの文句が微妙ぉーに怖いんですが…。 (Permalink)



@ 『R.O.D-第十一巻-』:倉田英之/羽音たらく(ISBN4086302802)読了。 集英社スーパーダッシュ文庫新刊。 グーテンベルク・ペーパーを巡る 英国・大英図書館VS中国・読仙社の争いは、英国・影の帝王ジェントルメン自らの出陣 という異常事態により混迷を極めていた。 読仙社の長である最初の妻チャイナとの決着に向かうジェントルメンを止めようと、 ジェントルメンを呼び出した読子だったが…。

ひさしぶりの本編シリーズ。 自らの道に惑う読子、打倒ジェントルメンへと動くジョーカー、 読子救出作戦を展開するドレイクとナンシー、 読子との合流を目指すねねね先生、決戦の地へと赴くチャイナと読仙社残党ご一行、 そして、チャイナとのケリをつけ、全てをやり直すつもりのジェントルメン…と バラバラに広がった物語は未だに収束することなく…(^-^;;;; 読子さんの過去編を主軸にしつつ、紙使いとはつまりなんなのかという疑問を投げかけ さらに現在の周辺状況を進めて…というなんとも大変な状況。 次巻で完結とのことですが、出来るだけ早くお願いしますよ、倉田先生。 いやアニメの方の仕事もガンガンしてもらいたいですが:D

やはり過去編の読子さんが非常に魅力的。今も魅力的ですが、輪を掛けてです。 ドニーといちゃつきまくりドツキまくりの微笑ましい姿が非常に愛くるしい。 今回のラストとか、もうキャーという感じですから、ええ。 今の読子さんとの性格差が驚かれた過去編の読子さんですが、そのへんの事情が 今後の大きな鍵になるのかな? (Permalink)



@ 『封仙娘々追宝録・奮闘編(5) 最後の宝具』:ろくごまるに(ISBN4829117966)読了。 富士見ファンタジア文庫新刊。 2000年から2003年頃にファンタジアバトルロイヤル誌に掲載された 「封仙娘々」シリーズの短編をまとめたもの。 ということから分かるように本編同様 これも相当長い間新刊刊行がストップしてましたんで、ひどく久しぶりです。

今回の短編集は従来のドラゴンマガジンではなく季刊のバトルロイヤル掲載*1ということで 従来とは多少毛色が違う外伝的なお話も収録。 半分ほどは和穂の師匠である仙人・龍華の破天荒な活躍だったり、 可能性の未来の存在である、冷徹な宝具回収人「氷の和穂」の回収劇だったり、 いつもどおりの和穂と殷雷のドタバタ回収劇という感じでバラエティに飛んでます。

どれも一癖あって面白いのですが、 本編でも龍華師匠の無茶苦茶さを表現するときによく引き合いに出されていた 「絶対に壊れない史上最強の湯のみ」の話とか あっちを見てもこっちを見ても微妙に違う和穂と殷雷… はた迷惑な事件はまだ終わっていなかった「雷たちの饗宴」の解決編「雷たちの大饗宴」、 あたりが面白かったですねー。 「氷の和穂」の話もカッコよくて面白いんですが、 和穂の変貌っぷりが微妙に悲しかったり(^-^; (Permalink)



@ 『ダブル★インパクト』:春風道人(ISBN4877349669)。エロ漫画。 COMICメガストア誌に掲載された表題の長編と短編2本をまとめたもの。 Leaf系同人誌では昔からお馴染みの作者さんの初単行本。 ずっと追いかけてたので喜びもひとしおですよ:D

表題の『ダブル★インパクト』はちょっぴりおませな双子の義妹、詩穂ちゃん、 歌穂ちゃんのエッチな積極アタックに翻弄されるお兄ちゃんのお話。 ふくらみかけなツルペタ妹達のダブルアタックがなかなかに凶悪。 ストーリー的には双子の間で次第に目覚める ライバル心を主軸に話は進み、後半は意外な方向へ吹っ飛びますが、 双子モノとしてはなかなか良く出来ているかと。 絵柄についてはキレのいい輪郭のはっきりアニメ風でほぼ完成されており 初単行本ですがレベル高いです。

今回はツルペタメインでしたが、おっきなお姉さんも上手い方なので そちら方面の展開にも期待です。

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@ 『魔法少女リリカルなのはA's THE COMICS』:長谷川光司(ISBN4056043353)。 メガミマガジン及びコミックキラリティに掲載されたものをまとめたもの。 昨年放映されたTVA『魔法少女リリカルなのはA's』のプロローグやエピローグ、 及び設定&状況説明の補完的な意味合いを持つ作品群です。原作は当然都築真紀氏。 高町なのはさんの日々の鍛錬メニュー紹介だったり、 嘱託魔導師試験を受けるフェイトの様子、 闇の書の意思から見た八神はやてとヴォルケンリッター、 なかよし3人組に加わったフェイトをアリサはどう思っていたのか そして戦いが終わった後のそれぞれの行方などなど、 アニメ版では語れなかった細かい部分をさらう形になっています。

そういう形ですので、これ単体のみで評価するのは難しいところですが アニメ版視聴者には楽しめる内容かと。 作画担当の長谷川光司は今までも「ムスメット」や「天使のしっぽ」などの アニメタイアップ漫画を描かれてきており、いわゆるアニメ絵の絵柄のコミカライズに向いた 作風なので今回も特に違和感は無いです。 今回はネームもコマ割りレベルで都築氏がされているようで、都築氏独自のまったり感も 出ていてファンしては嬉しいところ。…それにしてもどこまでもらぶらぶだのぅ、 なのフェイは(^-^;;;; (Permalink)



@ 『貧乏姉妹物語(2)』:かずといずみ(ISBN4091570194)。 サンデーGX連載。都会の片隅でふたりきりで暮らす、 天涯孤独の貧乏姉妹-山田きょうとあす-の慎ましやかだが 姉妹愛に溢れた日々を綴る物語の2巻目。 今回もカラーページは連載時のまま収録されていてお得感アリ。 周りが親切でいい人ばかりというのが今となっては強烈にファンタジーですが それらに対する感謝を忘れずに、 かつ姉妹で支えあって生きている姿というのはやはり尊いです。 今回ラストで物語的に大きな動きがありますが、次巻からどういう風に転がるのかな? (Permalink)



@ 『女子大生家庭教師濱中アイ(5)』:氏家ト全(ISBN4063636240)。 週刊少年マガジン連載中。 5巻続いても相変わらず…というかさらに磨きの掛かった下ネタの嵐が 凄いというかなんというか。どうしようもない周囲のボケを一人淡々と 受け流す少年の良心親心に泣けてきます。というか枯れ過ぎだ、キミわ(ォィ

どうしようもない下品ネタの中でもさらっとラブコメしてるのは ポイント高かったりします。 あと、なにげにちゃんと作品内時間が経過していってるんですな。 気づいてなかったです。これだと進学したら終了かな? (Permalink)



@ 『桃色ピンク』:中華なると(ISBN4873062349)。エロ漫画。 エンジェル倶楽部にて連載された表題の長編のみで構成。 初期の単行本に収録されている短編の続編にあたる作品とのことですが これ単体でも特に問題はありません。 レンジャー隊の美しき戦士レンジャーピンクに迫る、 甦りし好色・帰ってきた万色魔王の魔手。 催眠状態で、本人の気づかぬままに繰り広げられる快楽調教により 気高き正義の魂は黒く染まってゆく。はたしてピンクの運命は…てな感じで。 属性的には男勝りの女、催眠、汚爺、触手、快楽調教、ふたなりというところですかね。

上を見て分かる通り、一言で言えば「スーパーヒロイン凌辱モノ」です。 先代ピンクや、美人長官もアレでソレだったりしてツボはおさえてます。 ネタはそんな感じですが、万色魔王を始めとする凌辱側は 全員、作者お得意のハゲ&ビール腹のアブラギッシュ爺様なもんで ベースのテイストはは良くも悪くもいつもと変わらないですね(^-^;;;;; 男勝りのヒロインが汚らしい爺様達の手によって快楽の渦に堕とされ、 堕落していく様がなんとも楽しい一冊です。 絵柄的には正直古臭いですし、女性キャラの喋り口調にも特徴をつけてある(「〜ですワ」)んで 微妙に敷居が高い作者さんですが、波長が合えばなかなか良いかと。 (Permalink)



@ 『勇気を出してはぢめての…』:奴隷ジャッキー(ISBN4873062330)。エロ漫画。 主にエンジェル倶楽部に掲載された短編集かな。 今回は、作者お得意の頭のネジが何本かトンだぶっとびアホ展開な作品よりも、 凌辱系の作品が多めですね。 そういうこともあって、前単行本よりもエロ漫画として読める作品集です。 たっぷりと肉の詰まった柔らかそうな女体が複数の男達によって揉み解されてドロドロに溶かされていく。 そういうシチュエーションが満載ですね。 全体的に陰惨さは薄いですが、独特の鬼気迫る力強さが良いですなー。 微妙に人は選びそうだけど(汗

凌辱作品でもわけわかんない歌突然歌い始めたり、踊り始めたりとまぁ ぶっ飛びテイストは常に根底に流れてるんですが、 それが前面に出ているか否かの差ということで(^-^;;; (Permalink)



@ 『初体験。』:紫色雁行(ISBN4790116557)。エロ漫画。 COMIC姫盗人に掲載の短編集。店頭で目にとまったのでお試し購入。 2冊目の単行本のようですが、絵、内容共に安定した内容ですね。 下宿先の美人大家母娘に毎晩搾り取られる学生くん、 美人家政婦と雇い先の少年の情事、 不良学生達に過去の弱みを握られてしまったクールな女教師の末路、 風紀委員長の秘密の楽しみなどなど ロリっ娘から学生さん、未亡人や女教師に家政婦とバラエティに富んだ一冊。 こころもち年上のお姉さん度が高いかな。

凌辱色の強い作品もいくつかありますが、全体的には和姦寄り、それも女性が積極的なタイプですかね。 絵柄の方は今の主流的な路線と比較すると正直なところ少々野暮ったい感じがありますが、 そこが逆に良さに繋がっている部分はあるかなと。 カバー絵は微妙な所なので、出来れば内容確認を推奨します。個人的にはオススメしてもいいかな。

なお、この本。消されてる部分を探すのが結構大変です<鋭くお察しくださいませ (Permalink)



@ 『淫妖蟲〜凌触学園退魔録〜』:斐芝嘉和/ふみひろ(ISBN4860322401)。 ニジゲンドリームノベルズ新刊。{Tinker Bell}から発売された同名小説のノベライズ版。 元ゲーがHR的に評判良いようだったので購入。 (Permalink)



@ 『かりん増血記 恥じらいダイアリー(1)』:甲斐透/影崎由那(ISBN4829163399)。 富士見ミステリー文庫新刊。 現在TVアニメも放映されている影崎由那原作の同名コミックの 外伝小説シリーズの連作短編集。ドラゴンマガジンにて連載されたものに 書き下ろし短編1本を加えたものです。 従来の『増血記』同様、今回もコミック版で語られてなかった期間のお話ですね。

体育祭も間近に迫ったころ、 供血直後の場面を見てしまったため、かりんの正体に疑いを持った、 隣りのクラスの快活少女・律が現れる。 彼女のカマ掛けに焦りまくるかりんだったが、 律に窮地を幾度か助けられた事で、微妙な友人関係に。 しかしふとしたきっかけから律は健太に恋してしまい、 状況はさらに混乱して…という感じで。

まず最初に。このお話続いてまして、この巻で終わってません。 連作短編集ということで、毎回区切りはあるものの、 ストーリーとしては完全に連続しています。 従来の長編シリーズに比べて、殺伐感が格段に薄く恋話に華が咲きまくってます。 いつもだったら、今回のゲストヒロインである律の家庭環境は 家庭崩壊してたり、親から虐待されてたりしてそうなもんなんですが、 問題自体はあるものの、そういう血生臭い方向ではありません。 当然人も死にませんし、拉致も犯罪も以下略。 このへんが従来の長編ではなく短編集として出した理由なのかな?

明確な恋敵が登場したことでかりんちゃんの複雑な恋心も激しく揺さぶられていて ラブコメ的になかなかに良い感じかと。 ちょっと煮え切らない感が強調されすぎで、もどかしい気もしますけどね。 今回に限らず「増血記」は、コミック版とも極めて深くリンクしたシリーズですので コミック版ファンの方で未読の方は一度読んでみることをオススメします。 (Permalink)



@ 『ことはの王子様(1)』:渡辺純子(ISBN4832275615)。4コマ漫画。ちょっと遅延購入。 まんがタイムきららMAX等連載。同作者の『まゆかのダーリン』からのスピンオフ作品 まゆかちゃんに片思いする超お金持ちお坊ちゃまのせのおくん(5歳)と、 彼の専属メイド・ことはさんを始めとするお屋敷のメイドさん達のほのぼの日常モノ。

いやー、いいメイドさんですナ>ことはさん達。 せのお様に仄かに思いを寄せることはさん始めとする、 爆乳メガネSMっ娘やら、ないペタデコっ娘など超個性的なメイドさん達が キャラ立ちが激しすぎて、楽しいゆるゆる世界にあっという間に引き込まれます。 せのお君もたまに金持ち特有の常識外れを発揮するものの 基本的には良い子さんなので、見ててココロがささくれませんしね(^^;

『まゆか』に比べるとおっきなお姉さんがいっぱいなのがとてもいいです。 そのぶんお色気分も増量ですよ。水着大会ですよ。お風呂であらいっこですよ 思わず大きく小さくなっちゃって可愛いですよ:D____ 可愛い絵柄でほのぼのしつつ、お色気も補給したい方にオススメです。 (Permalink)



@ 『それでも町は廻っている(1)』:石黒正数(ISBN478592604X)。 OURs連載中。「流行りで儲かるっぽいから」とのオーナーのばあさんの判断で 「メイド喫茶っぽいもの」に改装された下町の商店街の喫茶店「SEA SIDE」を舞台に バイトメイド1号・歩鳥ちゃんを中心とした人々のセンスオブワンダーに溢れたドタバタ日常劇。 感覚的にはヨコハマ買い出し紀行にギャグ要素をたっぷり足した印象です… とかいうとどこかから怒られそうですが(苦笑

まんが王の紹介で気にはなってたんですが、みくろさんの一押しがトドメで購入。 いや、これは純粋に面白いです。本作品におけるメイド喫茶という要素は所詮飾りです。 本筋はあくまでもパワフルな歩鳥ちゃんをメインとした商店街の人々の交流劇です。 メインを張る歩鳥ちゃんがともかくなかなかに魅力的な女の子として描かれていて 好感触。お調子者でおっちょこちょい、かつ天然ドジだけど、 推理小説好きで探偵ごっこが趣味状態だったり きちんと「女の子」してる部分もあったりと、 最近主流の一面的なキャラ立てではなく、ちゃんと多様性を内包してるのが良いですナー。 細かく仕込まれたパロディも楽しいです(…は砕けない等々)

サブキャラクター陣も 歩鳥ちゃんに片思い中で喫茶店に通い詰めてる幼馴染くんとか 真のメイド喫茶を語る巨乳&メガネのメイド2号、 十数年仕込みつづけたいい人なんだかなんなんだかわかんないばーちゃん等々 それぞれに絡むことで非常に良い味出してます。

画力は非常にしっかりしていて、どのキャラクターもそれぞれ魅力的に描かれています。 女の子もとても可愛らしいですしね。メイド服も良いモノです。 思わず吹き出してしまうような良質のコメディ作品です。 そういうのが読みたい方は買って損なしかと。オススメです。 でも間違ってもメイド喫茶漫画とか思って読むな(笑

つーか、展開読めたのに電車の中で噴き出しそうになったつーのは久々な気が(苦笑 「メイド喫茶シーサイド 大人気」とか。 (Permalink)



@ 『THE iDOLM@STER(1)-やすらぎの旋律-』:斉藤ゆうすけ/オイコ(ISBN4757726066)読了。 ファミ通文庫新刊。AC『THE iDOLM@STER』のキャラと設定を使ったノベライズ版。 毎回特定キャラに焦点をあてて1巻完結でやっていくのかな? 今回は歌姫・如月千早を主人公に、 家庭の問題、歌手を目指す理由、幼い頃の思い出、 ワケありのプロデューサーとの出会い、軋轢、そしてデビューライブまでのお話。

千早は未プレイなので細かい設定がどうだったかは不明ですが 小説オリジナルの要素がいくつかあるため、あくまでも場とキャラクターが同一なだけと 考えた方がいいかな。まあ、元のゲームそのままってわけにも行かないんで このへんはしょうがないところかなと。 千早の他は律子、雪歩、春香が登場してますが、 キャラの特徴はしっかり捉えられてるので、そのへんの違和感はありませんでした。 ゲームとキャラクターに思い入れがある人なら、 とりあえずチェックしてもいいかなってところでひとつ。

でもやっぱり歌は「蒼い鳥」だと嬉しかったかなぁ (Permalink)



@ネクラ少女は黒魔法で恋をする』:熊谷雅人/えれっと(ISBN4840114897)読了。 MF文庫J新刊。第一回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞作品とのこと。

ネクラで無口、でも超内弁慶。趣味は黒魔法な女子高生・空口真帆。 周囲の悪意の影を妄想し脅えながら、 そんな自分自身も含めた全てを呪う日々を送っていたが、 ひょんなことから本当に悪魔を呼び出してしまう。 「一生、恋なんかしない」…そんな代価と 引き換えに可愛く変身することを望み、契約を結ぶが…てな感じで。 なんというか一言で言ってしまうと 「黒魔法少女サディステック妖子」を一般向けに書き直…げふんげふん… とまあ、大半の人に分からんような話は置いておいて。

簡単に言えば、女の子のココロの成長物語ですね。 10代にありがちないい具合に世の中ナナメに 見まくって捻くれた真帆ちゃんが、新たに出会った優しい人達との交流や 気になる人との出会いで変っていくわけです。 彼女の腐った言動(心の中限定)に非常に共感が持て、楽しく読めました:D 演劇部の面々や妹ちゃんなど魅力的なサブキャラクターが多いのですが、 構成上、彼らが少々消化不良気味で物足りなく感じてしまうのと ラストがいろんな意味でちょっと寂しい のが残念ですが、 十分期待出来る作家さんという印象です。今後の活躍に期待しています。 (Permalink)



@ 『Rozen Maiden(6)』:PEACH-PIT(ISBN4344806913)は限定版ではなく通常版。 一応限定版もあるにはあったのですが、値段的にちょっと…。 今回は第七ドールの目覚め、水銀燈の変化、そして雛苺の身に降り掛かる突然の 大事件って感じですか。微妙に悟った感じでジュンに気を使う雛苺が 何時もとは違う顔を見せてくれていて可愛らしいです。 翠星石もこっそりと気を使ってて可愛い(笑 でも今後の展開がちょっと怖いんですけど。 この流れだとアリスゲームの次の犠牲者は……。 (Permalink)





Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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