○過去のかんそーぶん一覧 page.06(2014年07月〜2013年12月)

@ 『NTR^2-NETORARE ×NETORASE-』:無望菜志(ISBN9784862693136)。 エロ漫画。COMIC X-EROSにて連載された表題長編に加え、 描き下ろしもたっぷりと加えた一冊。 愛する幼なじみを守るため、鬼畜にその身を捧げた少女が巡る 絶頂アクメ地獄。僅かな希望は容易く手折られ、絶望が絶望を埋め尽くす NTR(寝取られ)×NTR(寝取らせ)巨編。 属性的にはアナル調教、絶頂アクメ調教、アナルバイブ、浣腸責め、ボンテージ、 スレンダー、爆乳etc.etc. 純愛スキーは回れ右。

作者さん通算4冊目、ワニマガジン系では初となる単行本。 触手系で名を馳せた作者さんですが、今回はその手のファンタジー系の ギミックは一切無しの、ガチの鬼畜寝取られ長編となっています。 連載の方は雑誌でずっと読んでたのですが、いやはや久々に 胃にギリギリとくるストレスフルなお話でした。正直単行本もちょっと 購入迷いましたし、でもエロいんですよねということで購入& 最初から読み直ししました。

ヒロインのかなたさんは低めの身長とスラリとしたスレンダーボディが 特徴の女の子。頭を飾るちょっと大きめのリボンがチャームポイントですね。 気丈な娘さんなので、鬼畜教師の脅迫に従わざるをえない状態に 陥りながらも、幼なじみに操を立て、反骨心だけは失わない気概があります。 ただ、残念ながら相手の方が数段上手のため、そんな心構えも ただの余興にしかならないわけですが(微笑

そんなかなたさんが巡るのは無限の絶頂アクメ地獄。 キスと処女の代わりに差し出した、アナルを徹底的に拡張&調教され アナル側から子宮を調教されてしまいます。 何本もの剛直にアナルを貫かれ、その奥にある子宮を裏側から責め立てられ 幾度となく絶頂を迎えるかなたさんの様子は悲惨のひと言。 必死な我慢も露と消え、涙と涎に顔を濡らし、 か細い身体を震わせながら 気をやる姿、その儚さがまたたまらないですね:D____

抗う心とは裏腹に、徹底調教された身体は快楽を求め始め、 遂には、心すらも押し流してしまう…調教系の定番的な展開ですが 本作はそのあたりを徹底的に描き切った上で、その先を描ききったのが 白眉でありました。採集話の展開はまさに圧巻。 どうしようもない地獄の先に何がまっていたのか…それは是非 自分の目でお確かめください。

単行本収録にあたり、中間のエピソードやラストに追加が行われており、 特にラストに関しては正直受け手の好みによって受け取り方が変わるかなと。 キレイはキレイなのですけれどね。連載版の容赦のなさが 個人的には好みでありました。あくまでも追加であって変更ではないので この辺は読み手の好みで取捨すべきでしょうね。

やー、商業では久々にストレスフルなお話でありました。 NTR専科の作者さんならある程度割り切って読める部分があるのですが、 無望菜志先生の場合は、どっちに行くのかは最後まで判らなかったため 連載もドキドキしながら読めましたしね。 何にしろ、鬼畜な調教エピソードがお好みなら手にとって損はありません。 肉体的には快楽調教なので痛いのとかがお好みの方には向きませんが 気丈な心を手折る様はまさに圧巻の読み応えでした。 そーいうのがお好みであれば、オススメです。

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@ 『ほとんどの姉はHがしたい』:聖☆司(ISBN9784864366540)。エロ漫画。 COMICメガミルク、COMICメガストア、COMICメガストアα、漫画ばんがいち誌などにて発表された作品を収録した短編集。 むっちり可愛い眼鏡姉と弟くんたちのいちゃこらがたっぷり詰まった一冊。 属性的には、おねショタ、眼鏡、黒髪、むちむちお肉、AV、 オタク、コスプレ、艦○れ(?)などなど。

伊東!ライフ!!がんばれ♥がんばれ♥な作者さん2冊目の単行本。 今回も前単行本に引き続いて、オール眼鏡、オール爆乳、オール黒髪という やや偏ったヒロインさんをメインにした陽性のエロ物語がたっぷりの一冊になっています。掲載誌的にアレな一編を除き、オール姉×弟なのも特徴でしょう。

登場するヒロインさんたちはみんな弟だったりショタだったりが大好きな えっちに興味津々なお姉ちゃん揃い。 お肉たっぷりめでもっちりと柔らかそうなボディと そんなボディにベストマッチのボリューミーなおっぱいが大変えっちです。 お腹のお肉などやや余り気味なのもチャームポイントですね。 そのぷりぷりとしたお肉は頬ずりしたくなること請け合いです。 肉厚の唇で愛しい弟くんの剛直にしゃぶりつき、ふかふかのオッパイで 扱き上げる様子はたまりませんなぁ:D____

気に入っているのは、カバーイラストも飾っている おかっぱ太眉で黒や白の学生服が似合いそうなあきつ○似の エロ漫画家お姉ちゃんが大活躍の『信頼の置ける同人AV男優』シリーズですかね。 恥じらいまくりの状態から弟くんに開発されてえっちな本性を現していくのも ポイント高いですしね。

あとは『姉サキュバス』かな。小悪魔系目指して何を間違えたか 本当にサキュバスになっちゃったお姉ちゃんとのラブエロもの。 このお姉ちゃんが本当にむちむちでして…身体に食い込みまくりの エロ衣装とのコントラストがたまりません。 油断しまくりのお腹から腰にかけてのたっぷりとしたラインも魅力的です。

あとはやっぱり『姉弟が見たい姉』かな。 天お姉ちゃんと蔦お姉ちゃんと帝斗くんという文字列から察しましょう(何を? ワイルド系だけど性知識皆無な天お姉ちゃんと帝斗くんのラブエロと そんな様子を楽しげに見つめる蔦お姉ちゃんの関係がいいですなー。

前単行本と比較して、全体的にこなれ具合はアップ。 大枠的には同じような話が多いですが、細かくはいろいろと捻られてるので 読んでいて飽きることもありません。作者さんがその時気に入っている内容などが わりと直接的にフィードバックされていることも多く、 今回の場合は「某これ」を彷彿とさせるアレコレがあったりと そのあたりも楽しい部分ですな。 垢抜けきらない感じの素朴なお姉ちゃんとのラブラブセックスが お好みであればチェックして損のない一冊です。 眼鏡、爆乳あたりに抵抗がなければ是非。オススメですよ。

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@ 『白黒♥ロワイヤル』:もずや紫(ISBN9784873065755)。エロ漫画。 アクションピザッツDXにて発表された長編シリーズ+番外編を収録した一冊。 女子大の学生寮の管理人さんのデカチンポを巡る白いお嬢様と黒いギャルの女の戦い。 属性的にはぷっくりロリ巨乳お嬢様、ビッチギャル、足コキ、顔騎、 パイズリ、アナル舐め、イマラチオ、多人数プレイなどなど。

作者さん成年系では実に三年ぶりとなる新刊。 ここ数年は一般系での活躍が主でしたが、商業エロも継続してくださって嬉しいところ。 今回の単行本は作者さん初のオリジナル長編をまるっと収録。 お嬢様系とギャル系というエロ漫画の2大ジャンルを同時に楽しめるという意欲的な シリーズになっています。エロ中心のお気軽エピソードなので重たい部分もなく 気軽に楽しめますね。

登場するヒロイン陣はやや幼めの顔だちと。それに相反する凶悪なむっちりボディが特徴的です。 身体全体どこに触ってもふんわりと包み込んでくれそうな柔らかで健康的なお肉が 大変美味しそうでいいですね:D____ 特にまるまると大きな乳房が揉まれ押しつぶされ揺らされて と縦横に形を変える様は見目麗しく、吸い付きたくなること請け合いです。 おっぱいから下って、ぐぐっとくびれたた腹から、再びボリュームたっぷりの腰周り、ふともも 秘所なども、たっぷりとお肉が載っていて、後背位やM字開脚などで強調されると破壊力抜群です。

そんな彼女たちとの交合は、肉と肉が蕩けて交じり合うような濃密なもの揃い。 汁気はやや多めかな。もっちりボディを文字通り駆使しての 責め受け両刀の積極的なヒロインさんたちの行為には興奮を隠せませんね。 特に本作は多人数SEXが相当に多いので、華やかさも抜群でありました。 半脱ぎメインなのも嬉しいところ。黒下着と白下着のコントラストいいよね:D____

メインとなる長編「黒く白い夢」。 管理人の真山を巡る、天然清楚系お嬢様とギャル系お嬢様の戦いを描いたシリーズ。 清楚系の白峰こころさんは黒髪セミロングが可愛らしいふんわりとしたお嬢様。 真山くんのことが好きでついついひとりエッチに励んでしまう可愛らしさ満点の女の子です。 ちょっと油断気味のお腹のお肉も愛らしいです。 一方のギャル系の黒羽レオナさんは、 気が強そうな顔だちに派手めな出で立ちとサバけた性格が魅力のお嬢様。 見た目通りにSEXには超開放的で、グイグイと迫ってきてくれます。 まったくタイプの違う二人のあいだで翻弄されるとか男冥利に尽きますわなぁ。

さらに本作ではサブヒロイン陣も多数登場。 白峰家からは、負けず劣らずのぽよぽよボディを誇るお母様の鏡子さんと、 一見、深窓の令嬢な静華さんが参戦。 一見清楚系ながらも中身はエロエロの肉食獣という凶悪っぷりが素敵でした。 吸い付いたら離れない。くわえ込んだら逃さない…そんな気概に溢れる お肉に溺れる系SEX最高です。

黒羽さんの方はお友達のビッチさんが多数登場。 アーパー系黒ギャルの桃瀬あいかさん始め、黒白交えたビッチ軍団が揃って迫ってくるという 嬉しい悲鳴が起きるシチュエーションがたまりません。 コスプレ足コキやらおま○こタワー、まんぐり返しでの竿アナル同時責め、乳首責めと アグレッシブなSEXで翻弄してくれます。

お気に入りは…伝説のお嬢様こと白峰家の母、鏡子さんですかね。 娘たちをも上回る圧倒的な肉量と、楚々とした熟女と淫乱な肉妻の貌のギャップが 年上スキー的に凶悪すぎました。イマラチオに乳首舐めあたりが白眉。 まとめ髪がほつれる様子も熟女スキーのツボを的確に責めてきていて良かったかと。 ギャル系では黒羽さんが好きかなぁ。Sでありつつ責められるとMっ気が出るという たいへん都合の良い設定がまた:D___ メイド服姿でのエッチシーンが良かったです。

掲載誌の方向的に徹底的なエロ重視が貫かれたシリーズで、難しいことは考えずに 嬉し恥ずかしいシチュエーションをたっぷりと楽しむが吉。 メインサブあわせて相当な人数で繰り広げる多人数SEX多く、お得感のあるシリーズでした。 生き生きとした女の子たちに振り回されるのは男の子の夢ですからね。 まあ、さすがにこれだけ搾り取られると別の意味できつそうですが(笑 カバーイラストが気になったなら手にとって損はありません。オススメです。

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@ 『冥王計画ゼオライマーΩ(9)』:ワタリユウ/ちみもりを(ISBN9784199504006)。 コミックリュウ連載。原作版ゼオライマー正統続編シリーズ第九巻。 よみがえった冥王を討ち取るため、出撃する鉄神帝国の将軍たち。 張り巡らされた罠の前に、マサキはいかに立ち向かうのか。

今回は全編にわたってのロボットバトル。 無敵の力をもつゼオライマーXに対して、知略と捨て身の無謀を持って対峙する将軍ルギウスが熱いです。 魔沙樹が顕現してると正義と悪が入れ替わっちゃうんですよねぇ(苦笑 OVA版でも名前は使われた重鉄神「ローズ・ゼラヴィー」の流れを汲む重鉄神「アロゥ・ゼラヴィー」の 反則気味の特殊能力をフル活用してすら、ゼオライマーXの相手をするのは至難というのが これでもかといわんばかりに描写されていて、ルギウスを応援したくなること請け合いです。 相変わらずのゼオライマーのチート性能っぷりはもう笑うしかありませんな。1

とまあ、活躍したのは将軍ルシウスでしたが、 今回の見所はどうみても将軍イスラメイでしょうね:D バトルオンリーの殺伐した中で、一人全裸で悶絶しまくって花を添えてくれる彼女の活躍がたまりません。 薄めの身体を覆う紋様がいいですなー。 これまでの巻で張られていた伏線の一端が見えた感じですが…色々と想像は出来ますが これがどういう風に広がっていくのかは楽しみにしたいところです。

次はまた美久さんが酷い目に遭いそうだなぁと思いつつ、 ぼちぼち最終決戦が近づきつつある感も。続刊楽しみに待ちたいところです。

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@ 『からかい上手の高木さん(1)』:山本崇一朗(ISBN9784091250155)。 ゲッサンmini連載。「ふだつきのキョーコちゃん」の作者さんが贈る思春期男女のドタバタラブコメディの1巻目。 女の子はいつだって男の子より上手なのです♥

「ふだつきのキョーコちゃん」2巻と同時発売。キョーコちゃんの方は元々購入予定でしたが、 こちらについては発売に合わせて週刊少年サンデー本誌に出張掲載されたのを読んで たいへん良いニヤニヤ物件と判断して購入しました。 いやもう期待以上の内容でしたよ:D_____ 基本的には1話完結読み切り型のエピソード群。 視点は西方くんに固定されていて、どうにかこうにか高木さんにやり返そうと画策する 彼の空しくも可愛らしい悪戦苦闘が繰り広げられます。

西方くんは典型的な中学生男子といった風情の男の子。 どことなく残るあどけなさと構築されつつある男としてのバランス感が絶妙ですね。 とうぜん自意識的にも「男」であるという部分が育ちつつあるわけで、 「女の子」である高木さんにさんざんからかわれるのは我慢ならないわけです。 でもまあ、そこは精神的にも肉体的にも女の子の方が成熟の早い時期ですから、 まったく彼の思い通りにはならないわけですが…(笑

対するはつるんとしたおでこが可愛らしい美少女の高木さん。 隙あらば高木くんをからかって遊ぶのが趣味というちょっと困った女の子です。 まあ、からかうといっても悪意的なものは薄く、相手も高木くんに限定されています。 彼女の理由としては、西方くんの反応が面白いのだといういじめっこの理屈ですが、 挟み込まれる細かな描写から、それ以上の何かを彼女が持っているのが感じられるので 読んでてニヤニヤしまくれます。 七転八倒する西方くんを眺める、猫を思わせるニヤーッとしたいたずらっこの表情や ふっと見せる素顔の、女の子の表情など、あらゆる仕草や表情がどれも魅力的で はっきり言えばもう、からかわれるのご褒美ですよね。西方くんが羨ましい。 愛されまくってますよ西方くん…。

お気に入りのエピソードは日直の回。 わっ!!と飛び出す高木さんのなんとも嬉しそうな表情にドキムネですな。 あとは風邪の回かな。 普段とは違う二人のやりとりが微笑ましくて床を転がりたくなること請け合いです。

なお、前述したサンデー本誌描き下ろし出張分も本巻に収録されています。 そちらを読んで気になった方は手にとって損はありませんぜ。 健全中学生ラブコメがお好みだったら、無条件で突撃OK。 力強くオススメです。

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@ 『ウチのムスメに手を出すな!-母娘ヒロイン奮闘す-(1)』:環望(ISBN9784785953119)。ヤングコミック誌にて連載中の表題長編+メバエ誌にて発表された外伝エピソードを収録した一冊。愛する娘の貞操を守るため、母は戦士として再び立ち上がる!! でもスーツはぱっつんぱっつんだ!!なアメコミ風オリジナルスーパーヒロイン母娘物語の1巻目。

「ダンスインザヴァンパイアバンド」シリーズでお馴染みの作者さんの 新シリーズはアメコミ風ヒロイン母娘を主人公としたヒロインピンチ満載の ドタバタエッチ系スーパーヒロインもの。 20年前に活躍したスーパーヒロインである母・アテナが、 二代目になってしまった愛娘・クララのために ひと肌もふた肌も脱いで、影ながら活躍する姿が描かれます。

【エイスワンダー】の衣装は表紙を見ても判る通りに 身体にぴったりとしたレオタード風の露出度高めのもの。 二代目であるクララさんはともかく、むっちむちの美熟女になった アテナさんが着るにはいろんな意味できっつきつの代物ですが 当然、アテナさんもそれを身につけます。はみ出します。いろいろ。 さらに悪の秘密結社【ブロウジョブ】は対【エイスワンダー】用の 特殊攻撃で、かつてアテナさんを大いに辱め、苦しめました。 同じ悲劇を愛娘に味あわせないために、アテナさんは裏方として 娘のサポートに影ながら徹し、代わりに辱められまくるわけです:D_____

全体的に作者さんの趣味というかアメコミ愛とヒロインピンチ愛が 伝わってきて大変楽しい一冊でした。 個人的にアテナさんの年齢と境遇がドストライクなのでもうね。 メートルオーバーの爆乳を若い頃のままのスーツに押し込んだ姿は まさに犯罪級のエロさです。恥じらう姿もたまりませんねぇ。 二代目のクララさんはアホの子ですが正義に燃える心根の優しい女の子で こちらも好感が持てるキャラクターです。 そのあたりは収録されている外伝でも補完されていて良い構成かと。

掲載誌がヤングコミックということもあり、 乳首は標準装備ですし、エッチなシーンもかなり多めでたいへん眼福です。 娘の貞操をまもるために奮闘する母の愛の美しさと、 リョナられるエロさのとりあわせが大変素敵かと。 独り身の熟れた人妻らしく、独り寝の夜を寂しく過ごす姿とかね:D___ あんな倒されかたしたヴィランもそうはおるまいて(汗 アメコミヒロインのヒロピンがお好きなら手にとって損はないかと思います:D

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@ 『アーマードール・アライブ-死せる英雄と虚飾の悪魔-』:幾谷正/ひよこ西(ISBN9784063753745)読了。講談社ラノベ文庫新刊。 破滅の危機に陥った人類は 人と代わらぬ意志を持つ巨大な機甲人形を作り上げた。 これはとある少年と機甲の少女達との物語。

「神童機操DT-O」の作者さんが贈る、新たなる巨大ロボ物語の1巻目。 最近、忙しさにかまけてラノベ系へのアンテナ感度が落ちまくりで 発売時に見逃していたのですが、 Twitterで作者さん本人によるステマ:D歌が聞こえまして こりゃ買わねばということで購入しました。

物語はあらすじの通り。前作に引き続いて巨大スーパーロボットものですが、 今回は、スーパーロボット自体をヒロインに持ってくるという大技を展開。 無論、過去に前例が無いわけではないですが、 ライトノベルではいまいち成功例のないスパロボ系を回すためには 結構よい着眼点だと思うんですよね。本作においては人形端末である 仮装人形というエクスキューズも用意されていますが、 搭乗時や、整備時の巨大ロボ状態とのイチャコラなども充実しており、 ちゃんと諸方面(謎)にリーチするように配慮されているなぁと思うばかり。

物語はラブコメしつつも、しっかりとしたメッセージ性をもった ハードめなもので、このあたりは前作から引き続きで好感が持てます。 ネタバレになるので詳細は避けますが、 特に本作の場合は、後半での怒濤の展開が勢い、内容ともに素晴らしく ぐいぐいと読ませる構成になっています。 登場人物達の思考がちゃんと理路整然としてるので、読みやすいのですよね。

ヒロイン候補は多数登場しますが、今回はやはりフェレスさんですね。 ロールアウトしたばかりで、戦闘より家事が得意というふわっとした印象の 従順可愛いメイドさん風な人形知能さん。その爆乳っぷりと 思わずいぢめたくなるMっ気が素敵です。やや朴念仁な文楽の言動に振り回されて 涙目になったり、嫉妬に燃えたりしつつも健気に頑張る姿は 王道ヒロインですなー。 あとは文楽のクラスメートとなる留理絵さんですか。 本作における筆者さんのダメ方面の代弁者ですね。 うん、嫌いになれないそのダメっぷり。 他も気になるヒロインさんはいるのですが諸事情により割愛。

イラストレーターは新人のひよこ西さん。 本作の公式サイトの人物紹介立ち絵部分が分かり易いですが、 どうみても「艦隊これくしょん-艦これ-」で金剛型や鈴谷などを 描いてるコニシさんですね。ひよ・さんだし。 作中挿絵では、フェイスのオパーイや留理絵さんとのゆりんゆりんシーンや スラリとした太股などが見所でした。 今後は出来ればもっと機甲人形本体のイラストもがっつり見たいところです。

巨大ロボ同士のド修羅場(ラブコメ的な意味で)を 楽しみたい向けにはたいへん良い物件かと 思います。個人的にはオススメしたい一冊。続きが読みたいので是非是非。

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@ 『艶女交妻』:トグチマサヤ(ISBN9784887745223)。エロ漫画。 COMIC MILF誌などにて発表された表題長編+短編集。 淫らな人妻達が繰り広げる童貞少年への過激な性教育。 属性的には人妻、爆乳、母子相姦、nP、S女言葉責めなどなど。

作者さん2年ぶり2冊目の単行本。 今回も艶やかな美熟女たちと少年たちの激しくも甘やかな逢瀬が 主軸となる作品集となっています。

ヒロイン陣の特徴は前単行本から引き続き。 圧倒的な肉厚を誇るボディと、艶やかで分厚い濡れた唇と 切れ長で誘うように潤んだ瞳がとても魅惑的。 まるまるとした乳房と、その上を飾る大きめの乳輪は 顔を埋め、舐めしゃぶりたくなること請け合いです。 そんな魅惑のボディを飾るエロ下着やずらされた衣装なども エロさマシマシに効果抜群です。

メインとなるのは作者さん初の連載モノとなる 表題作「艶女交妻」。えんじょこうさいと読みます。 秘密の会員制SNSを切っ掛けとして、 草食系な主人公クンが巡るのは 憧れの人での筆下ろし、 複数の人妻との×××、 そして自分の母親との…と年上人妻ハーレムフルコース。

複数の人妻さんが登場しますが、メインとなるのは 世話焼きドSな、友人の母「香苗恵」さんと ムスコへの愛情過多な実母「弘美」さんの二人です。 タイプは正反対ながらもどちらも魅力的ですね。 まあ、どっちもある意味で怖いのもまた本シリーズのキモですが(苦笑 彼女らが何を思い、SNSに参加し、そして息子をそこに加えたのかが 本作の物語的な本筋となります。 母の愛は偉大なれど、重すぎる愛は……さてどうなんでしょうね?

性欲過多の熟女の前では童貞少年など文字通り赤子のようなもの。 ドSな言葉責めに翻弄され、M気質を剥き出しにされるわ、 圧倒的な肉の誘惑に負けて溺れるわと、 ただひたすらに流されていくだけ。自ら選び取ったはずの選択も はたしてどこからが自分の意志だったのか…。 まあ、そういう手のひらの上で転がされてる感もまた快楽となるのが 業の深さというヤツですね:D

お気に入りは複数の人妻さんとの露天風呂ハーレムSEXシーンかな。 選り取りみどりのゴージャス感が素敵でした。 あとは弘美さんのむちむちはみ出しセーラー服プレイですかね:D 良い感じに頭が色で染まってる弘美さんがエロくて素敵でした。

短編では「ママの人生設計図」がお気に入りですね。 ともかくラストが素敵過ぎて(笑 やあ、素晴らしい。

やや単調だったヒロインさんのタイプも大幅に増強され お話のバリエーションがグッと広がった感のある単行本でした。 独特の艶やかさを持った人妻さんを今後もガンガンと生み出していって欲しいと 願うばかりです。母子相姦スキー、人妻スキー、おっぱいスキーは 手にとってみて損は無いかと。

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@ 『Love-size』:春風道人(ISBN9784864366205)。エロ漫画。 COMICメガストアα誌及びCOMICメガストア誌にて発表された中短編集。 自分よりおっきな女の子に包まれたい!!そんな貴方の心に ジャストフィットの凸凹カップルのあまーい物語を多数収録。 属性的には高身長、筋肉質、黒髪ロング、ショートカット、親娘丼、 和装ハーレムinショタ、根暗ヤミ系、肉食系、天然巨女などなど。

前単行本から丸3年、コアマガジン系では3年半ぶりとなる単行本。 ずいぶん前から好きな作者さんなので本当に待望の一冊です。 ということで収録作も2012年〜14年に掛けての作品群となります。 今回は前述の通りに男の子よりも女の子の方が体格的に優れている… 身長が高かったり、筋肉質で腹筋が割れてたり…する作品が多めですね。

パリッとハッキリしたラインで描かれるアニメ絵調の女性陣は すべやかな肌にたっぷりのお肉を詰め込んだ柔らかさとしなやかさを 兼ね備えた肉体の持ち主揃い。 今回の収録作ではこれまで以上に筋肉や骨格の存在が強調されていて グッと存在感が増している印象です。 年齢層も幼めから美熟女までと幅広く描き分けられる作者さんですが 今回はややハイ寄りですかね。ただ、同年代であっても女性の方が 体格が良いため、ヒロインさんに包み込まれる感が強く、 おねショタスキー的には満足度高めです。 おっぱいも果実の様な丸々としたものから手のひらに収まるサイズまでと 手広く完備されています。

エロシーンはラブラブながらも熱量高め。 豊満な乳房に顔を埋めながら、ぷっくり自己主張する乳首を舐めしゃぶり。 肉厚の舌に熱くむしゃぶりつき、蕩けた蜜壺に剛直を突き立てて、 熱く白い体液を思うままに放出する… 柔らかな女性陣のボディをたっぷりと味わうことが出来ます。 健康的かつボリューミーな肢体にうずまる感がたまりませんな。 女性陣も積極的に、交合の熱に浮かされた蕩けた瞳と表情で、 男を誘い、肉厚のくちびるで剛直に愛おしげにむしゃぶりつく様子は 大変にエロチック。笑顔や泣き顔など豊かな表情もどれも愛おしく 魅力的です。

メインになるのは中編「だぶるらぶ!」ですかね。 懐かしの○鳩の芹○先輩を数段ネクラ寄りに寄せた印象のヒロイン・ 綾音さんの重めの愛が、愛らしくも可愛らしいシリーズでありました。 いろいろテンパリながらも果敢に攻める綾音さんの混乱っぷりと 動揺っぷりがとても良いです。流れるような黒髪ストレートと 黒い下着の取り合わせも妖艶で○。 もう一人のヒロイン美琴さんのぽよぽよボディと肉食系あっかるいお姉さん キャラと相乗効果も見逃せないポイントです。

個人的に一番のお気に入りは「母ゴコロ娘ゴコロ」ですね。 属性的に、ええ:D____ やり手の娘さんに促されて、秘めた心を解放させられる 熟れ熟れ未亡人さんとの母娘どんぶり…大好物です。 目隠しされ身体を拘束された中で、まさぐられる様子もエロチックで○。

収録作中、いちばん挑戦的なのはやっぱり「プールサイド大作戦」ですかね。 プールでガッツ!感(謎)のある鍛え上げられたヒロイン・沙織さんの 肉体美がとても印象的な作品です。はっきりと割れた腹筋に、 しっかりめの肩幅、ぜったい力こぶできるよね的二の腕などなど これまでの作者さん作品ではあまり無かった描写だったので 雑誌で読んだときは面食らいました。でもちゃーんと甘く可愛らしいので 入門編(何の?)には悪くないかと:D

他、おねショタハーレムな「夏一夜」や、 LはLIPのげふんげふんな「好きなら好きっ!」など どれもお気に入り度は高めです。

今回も満足度の高い一冊でした。 流行りの描写も順次取り入れつつ、順次アップデートされる絵柄と 甘くラブラブ、かつ熱いエロシーンの取り合わせはベテランながらの 安定感と安心感があり、広くオススメ出来る一冊かと。 まあ、ヒロインさんの体格的にはマニアックですけれどね(笑 そういう尖った部分も受け入れ安い間口の広さを持つ作品揃いだと 思いますので、カバーイラストに興味を惹かれたなら手にとって 損は無い一冊かと。

ただ、個人的にはもうちょっと刊行のペースアップを希望したいところです。 いろいろとあるとは思いますが、是非に是非に…。

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@ 『箱入りドロップス(3)』:津留崎優(ISBN9784832244450)。 まんがタイムきらら連載。 超箱入り娘のはじめての一人暮らしを隣人&クラスメートとして サポートするハメになったコワモテ青年を中心とした人々のおくる 青春グラフィティ3巻目。

艦これの「やるきねぇ提督と龍田さん」シリーズなどで知名度を一気に 上げた感のある作者さんのオリジナルシリーズ3巻目。 この巻は進級を機に、登場人物の増加と世界の広がりが入ったり、 精神的な成長から、ラブコメ方向への流れも生まれたりと、 脂の乗った美味しい展開が繰り広げられていますね。 女性陣が可愛らしいのはもちろんとして、作者さんの場合、 男性陣も魅力的なのがいいですな。アホやりつつもいい奴揃いで。

今巻のトピックはなんといっても、陽一くんの悪友にして アホ担当の相ノ木くん、一世一代の男前イベント発動でしょう。 いやもう、連載読んでて「ぐあーーー」とか叫びましたよ、マジで。 本当に青春してんなぁ、こいつら感に溢れてて素晴らしかったです。 いい奴だなぁ、格好いいなぁ、アホだけど。うん。

陽一さんと雫さんの方は順調に仲を深めてる感じで微笑ましいですな。 ほんのりと恋愛感情らしきものも現れてきていてニヤニヤがとまりません。 このまま順調に成長していって欲しい次第。

個人的に一番のお気に入りキャラである萌さんは 今巻はもう魅力が振り切っててたまりませんな。 恋する乙女モード全力だったり、コンプレックスに悩んだりと 立ち位置的に動きが鈍くならざるをえないメイン2人に代わっての 恋物語系のメイン担当としての突っ走り具合が素敵でした。 水着姿にメイド服にと見た目的にも大変眼福でしたなー。

惜しむらくは、クラス替えで登場した新メンバーがまだその実力を 発揮し切れていない感がある点でしょうか。そのへんは今後に期待したいところ。

現在の充実感のあるきらら連載の中でも主力級の1本なのは間違いありません。 艦これ経由で知った方にも是非読んで貰いたいシリーズです。 力強くオススメです。

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@ 『アイブカ![仮]』:師走の翁(ISBN9784894656321)。エロ漫画。 COMIC阿吽誌にて発表された表題長編+ パッケージイラストを担当したオナホールコラボな 短編をあわせて収録した一冊。 一部店舗では該当オナホと同梱の初回版もあるようです。 属性的にはアイドル、着エロ、レズマッサージetc.etc. あなたにとって「アイドル」ってどんな存在ですか?

「アイ!」「ブカ!」
「アイ!」「ブカ!」

「シャイニング娘。」シリーズなどアイドルネタには定評のある 作者さんの新作は タイトルから判る元ネタ女児玩具アニメに軽く引っかけつつの 新たなるアイドルプロデュースもの。 お話は明るめで強要色、凌辱色はほぼ皆無。 男性キャラも多いですが、 ヒロイン陣と最後まで致すのは主人公のみですのでご安心(?)を。 エロさに関してはもはや言うまでも無く、 肉体を構成する筋肉の躍動感を捉える観察眼、 そして見たものを存分に描き出す確かな画力に裏打ちされた 多彩なシチュエーションは一見の価値あります。

メイン長編「アイブカ!(仮)」 シャイ娘。は絶頂期の超人気アイドルをメインに据えた物語でしたが、 本作の場合は最近主流感のある、より小規模で身近な、 実際に逢えるアイドル系をベースに膨らませた印象ですかね。 あとは小ネタ的に着エロDVD系のネタなども取り入れて 展開のバリエーションとシチュのゴージャス感をプラスしています。

ヒロイン陣は濡れ場アリアリで数多く登場しますが、物語の主軸は 蒼天くんと柚さんの二人に絞り込まれており、 お話は間延び感なくサクサクと展開していきます。 まあ、サクサク進みすぎて、そこもっと掘りさげて欲しいとか サブヒロインさんの痴態とか細かい状況をもっと知りたい!!みたいな 欲求が沸き上がるのも事実ではありますけれどね。

メインヒロインの柚さんは低身長でちんまい系ながら 豊かな乳房と整ったボディラインを持つ黒髪ロングな女の子。 大好きな蒼天くんの大切なモノを守るために身体を張って 協力してくれる様子が健気で素敵ですね。 特に着エロイメージビデオの撮影シーンでは紐水着やら ベビードールなどなど定番の衣装に身を包んでの痴態が 魅力たっぷりに描かれており、大変お気に入りであります。 やや流され系で、蒼天くんが他の娘さんと交わってても あまり嫉妬が全面に出てこない都合の良い子なのもお話が軽やかで いいなぁと(<………)

サブヒロイン陣も個性的な子が揃ってますが、 お気に入り度が高いのは音楽の由梨音先生、あとソフト部の紗良美ちゃんですかね。 由梨音先生は年甲斐もないアイドル衣装での恥じらいと、 女の部分に火をつけられた生真面目女教師という定番シチュがねぇ。 某富○山さんリスペクトな紗良美さんは 地味目の表情とボリューミーな肉体のバランスと アイドル衣装の取り合わせが破壊力高め。 お肉感たっぷりの柔らかおっぱいに顔を埋める誘惑もたまりませんわ。

お話的には美味しいとこ取り感のある蒼天くんの肉棒一代記といった 風情で、あまり難しい要素はありません。 ただ、作者さんが考えるところのアイドル観はかなり強めに出ているかなと。 物語のクライマックスであるライブ後の第二部での ファンを招いてのシチュは、正直アイドルにあまり興味の無い私では 到底理解の及ばない代物で驚きがありました。 アイドルとファンとの双方向性が魅力なのだろうなぁというのは 理解しましたが:D

まあでも蒼天くんも大概鬼畜だよね。うん。 ファンに対して接客させつつ、 裏でしっかり肉棒調教してんだから(苦笑 ええ、萌えでしたけれども。このへんは解釈差が出そうですけれどね。

短編の「ゆあまいあいどる」はこちらのオナホール(Amazon) のパッケージ用にデザインされたツインテールなアイドルさんとファンとの 濃密な交流を描いた一本。実際ホールを使いながら読むことを想定した 作りになっているそうですよ。一部の店舗では本作とこのオナホを セットにした特装版も販売されていますので興味があれば探してみるのも 一興かと:D

気に入ったヒロイン陣の濡れ場をもっと見たいという不満はありつつも 全体としては満足感のある一冊でありました。 最近の…ももクロやらでんぱ組やらのアイドルに入れ込む気分というのも なんとなく味わえましたし、流石といえる一冊だったかと。 シャイ娘みたいに実在人物に寄せすぎている部分も無く、 個人的には入り込みし易い物語でした。文句なくオススメ出来る一冊です。

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@ 『大好きだからお姉ちゃんとHしてもいいよねっ』:前川ハヤト(ISBN9784887745193)。エロ漫画。 COMIC夢幻転生誌にて発表された長編シリーズ+デビュー作となる短編を収録。 可愛いお姉ちゃん達との甘いラブラブセックスたっぷりの一冊。

作者さん初単行本。姉本ということで店頭でパラ見してお試し購入。 オビなどで標榜するようにお姉ちゃんスキーな作者さんのようで 収録作も全て姉×弟モノとなります。まあ、単行本タイトルがコレですから 姉モノじゃなかったら暴動モノですが:D__ エロシーンは汁気やや多め。 粘っこそうな白濁をまとったヒロイン陣は征服感あっていいです。

メインとなるのは長編「シスターレッスン-恋する姉弟-」。 全4話ですが、毎回40ページ超という大ボリュームで読み応えたっぷりの シリーズとなっています。 傷心の弟を見かねた姉たちがひと肌脱いでのSEXレッスン…でも 次第に自分たちの本当の気持ちに気づいていって…という感じですかね。 タイプの違う3人のお姉ちゃんに甘やかされまくりで 姉スキー的には大変満足のシリーズでありました。 許されない関係に悩む様子がちゃんと入ってるのってアクセントとして いいんですよねー。最初から全肯定なのもいいのですが、 そういうのばかりだと食傷するのでこういうのもまた…ね。

エロシーンは4Pが2回、それぞれ単独で1回ずつ。 自室はもちろん、浜辺、露天風呂、境内などシチュも豊富です。 1回1回のエロシーンのページ数は多めなので、満足度は高めかな。 お尻並べての6999なシーンも壮観でありました。 大切な弟の剛直を愛おしそうに舐めしゃぶり、 子宮を精液で満たされて恍惚の表情を浮かべるお姉ちゃんsの様子は 快楽中枢直撃で御馳走様でした。 放心、脱力状態でいろいろ垂れ流しなシチュって萌えですよね。

どのお姉ちゃんもそれぞれ可愛らしいのですが、 お気に入りは朋恵お姉ちゃんかな。ふわふわロングにちんまいボディの しっかりものお姉ちゃん。大好きな弟のために文字通り身体を張っての 交わりが健気さ抜群でたまりませんなー。だいしゅきホールド万歳。 おしゃぶりシーンの、ちっちゃいお口に思い切りほおばる様子が 小動物チックで愛らしいのもよかったです。

持ち込みデビュー作とのことの「お姉ちゃんとずっと…」は 「シスターレッスン」と比べるとやや暗めの展開。 想いが完全に一方通行で、お姉ちゃんは泣き顔だらけ。 だがそれもまたイイですよね:D<……… 長編構想があったのか、未消化の伏線らしきものがあるのが気になるので もし機会があれば続きも読んでみたいかな。

初単行本ということもあり今後に期待かなーという部分も多いですが、 ティーアイ系らしくエロとお話のバランスもよく、姉スキーなら 楽しめる内容かと。カバーイラストは多少中身の絵柄と印象が違うので 出来れば中身確認を。

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@ 『女尻ズム』:木谷さい(ISBN9784864365987)。エロ漫画。 COMICメガストア誌にて発表された短編作品集。 女の子のの大きくてキレイなお尻の魅力がたっぷりと詰まった一冊。 属性的には、顔面騎乗、アナルSEX、匂いフェチなどなど。

作者さん実に丸5年ぶりとなる商業単行本新刊。 同人の方で活動されているのは認識していたのですが、やはり嬉しいですね。 ということもあって、収録作も2008年〜2013年に掛けて 散発的にCOMICメガストア誌にて発表された作品群となっています。 なので絵柄…特にキャラの顔だちについては試行錯誤されてるなーという 印象ですね。とはいえ確かな技量の上でのものなので、どれも 見劣りするようなものではありません。

登場するヒロインさんは爆乳さんからスレンダーロリ妹系まで手広く完備。 細身ながらもしっかりと柔らかさを感じさせてくれるお肉の載ったボディが 魅力的です。特に下半身、股座、痴丘からふとももあたりの曲線が とても美麗でいいなぁと。しっかりと線を重ねて描かれた、 もっさりと存在感のある陰毛も印象的ですね。 ちゃんとお手入れしてる感じがわかるのが拘りだなぁと:D

セックスシーンは汁気多め。射精による精液や潮吹きによる愛液の量も たっぷりで潤い感抜群です。クンニに類するシーンも多いですので お汁をたっぷりと味わえる感あります。 フェラに中出しに乳吸いにと定番どころもしっかり完備されています。

さて本題。 木谷さい先生といえば、「アナルSEX」と言い切ってしまっていいほどに これまで後虐に拘ってきたという印象ですが、今回も基本ラインは ぶれていません。アナルSEXの数も多いです。

ですが、今回の収録作を通して印象に残るのは「顔面騎乗」ですね。 カバーイラストもそうですからねー。 要は寝転がった男性の顔の上に、女性が跨がって座るという体位です。 自然と男は女性の陰部に顔を…鼻先と口を埋めることとなり、 濃密な女陰の匂いと、愛液や腸液などをたっぷりと味わうしかないわけです。 窒息しそうになりながらも、ただただ女性を味わい尽くすことに 専念するしかない体位なわけで、フェチ度は高めですが、固定的な ファンが存在する(風俗でもそういうオプションありますしね)プレイですが、 その魅力が遺憾なく描かれているかと。 むっちりと肉の詰まった丸々とした美尻に五感の大半を支配される様子が 素敵ですね。当然、アナルや女陰を舌先でほじくり返すことも忘れずに:D___

収録作の中で気に入っているのは「あーんバランス」かな。 隣の美尻人妻さんと、尻フェチ学生くんの不倫SEXモノ。 その気の無かった人妻さんが学生くんの一途な想いと、 持て余し気味の美肉に見知らぬ快楽を教え込まれてハマっていく様子がツボでした。 お尻に興味津々だったことを兄に知られてしまった ツインテつんつん妹さんが暴走する「あな×シス」もいいですね。 全然素直になれない妹ちゃんのお尻をたっぷりといぢめ倒して、 素直さを引き出していく様子が調教感あっていいなと:D 他も沖入り度は高いですが、とりあえず特徴的な2作で。

特化型はハマれば強いですが、フェチズム人気にも流行り廃れがある中で なかなか継続的にスタンスを貫くのは難しいのかなと素人ながらに思うのですが そういう意味では、特化部分は遺しつつも可能性を広げていくのは 正しい道筋かなと思います。今回の収録作はそういう意味で安心出来る 内容だったかなと。広くオススメ出来る一冊です。

以下は余談。 アナル系は属性を突き詰めるとスカトロに行き着いてしまうため、 よりニッチ度が高まっちゃって商業ではなかなか厳しくなるのが 悩みどころかなと。 作者さんの場合、ここ数年そういう「濃い」のは 同人誌の方を中心に発表されているようなので、 興味があるなばらチェックしてみるとよいかと思います。

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@ 『穴の奥のいい秘部』:流一本(ISBN9784894656277)。エロ漫画。 COMIC阿吽誌にて発表された中短編集。 女たちは最奥を突かれてよがり狂う…。

均整の取れた肉厚ボディのヒロインさんがハードなSEX描写で蕩ける様子に 定評のある作者さんの通算13冊目、ヒット出版からは12冊目の単行本かな。 ここ最近は完全にNTR系、ハード凌辱系の作品集が続いていましたが、 今回は久々にラブエロ系が多めの一冊です。 とはいえ近親相姦だったり、やや裏黒い展開も目立ちますが。

ラブエロ系でもハードなSEX描写は健在。 瑞々しいハリを持ちながらも、押し込めばどこまでも沈み込んでいきそうな 柔らかさも併せ持つ均整の取れた肉体を持つヒロイン陣が 穴という穴をかき混ぜられ、あられも無い表情を浮かべながら快楽を 貪る様子が所狭しと展開します。ぷっくりと大きく膨らんだ乳首や 陰核を激しく扱かれ、だらしなく開かれた口から舌と唾液を垂らす様子が その快楽の深さを感じさせてくれていつもながらに素敵ですね。

最奥までも覗けるほど拡張されたアナルや、 ぴっちりと綴じた秘所が剛直にこじ開けられていく様子を示す断面描写、 妊娠上等の中出しを受け入れる子宮口と、白濁に満たされる子宮など 内臓系の描写も豊富です。この辺は好みがわかれる部分でしょうが、 どれもとても気持ちよさそうでいいんですよね。 ただただ快楽を貪るための器官具合が:D

お気に入りは収録作唯一の中編となる「欺母」かな。 荒れていた自分を更正させてくれた上に、求めていた母親にまで なってくれた…そんな絶対的な信頼を寄せるに足る元担任の裏切りを 知った少年が取った行動…と。厳密にいうとNTR系ではないとは 思いますが、まあそちら風味という感じですね。 夫と息子への裏切りを深く後悔しながらも、与えられる快楽に 完全に屈してしまった義母のおねだり描写がたいへんにエロく 素敵です:D______

短編ではカバーも飾っているポニテのツンデレ暴力ヒロインさんが 可愛い「スナオジャナクテモ…」がいいですね。嗚呼、ポニーテール…。 ラストの発情顔にドキドキであります。体操着エロスも○。

NTRモノも嫌いじゃないものの、最近ちょっと偏りすぎな印象だったので 個人的には嬉しい作品集でした。 肉と肉が貪り合う…そんな濃いエロがお好みならばチェックして損は無いかと。 オススメです。

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@ 『イビツナ彼女は年中「発情期!!」』:秋月伊槻(ISBN9784903714929)。エロ漫画。 COMIC真激誌にて発表された短編集。「発情期」は「ヒート」とルビがふられています。 可愛くてエッチなあの子たちはひと癖もふた癖もある曲者揃い? オール学生×学生。竿役は主人公のみ。ヒロインは1人〜複数。 ラブエロ中心ながらお話はやや黒展開も。

店頭でパラ見して、好感触だったのでお試し購入。 作者さん初単行本とのこと。 なかなかに魅力的なヒロイン揃いで楽しい一冊でありました。 描かれるヒロインさんたちは、全体的にスラッとした印象で、 細身ではありますが、筋肉や筋はしっかりと乗ったキュッと引き締まったボディの 持ち主揃い。おっぱいのサイズはひんにゅーさんから巨乳さんまで選り取りですが、 並〜巨くらいが中心です。 特に男性キャラの絵柄やトーンワークなど、「つぐもも」の 浜田よしかづ先生の流れに近い印象を受けました。

作劇的には、エロを重視しつつも、お話部分も作り込んでいる印象ですね。 登場するヒロインさんがどの子を取ってもクセのある娘さん揃いなので 特にそういう印象を受けます。色々な意味でパワフルなヒロインさんが 多いため、エロシーンも女性上位というか、女の子に振り回される感が強めです。 一見男側が主導権を握ったように見えても、首根っこは掴まれているというか…:D

エロシーン。いろんな体位での熱量高めの蕩けるような交合で、 快楽を貪り合う様子が印象的。騎乗位が多めなのも女性上位感を演出。 フェラチオはほぼ完備。パイズリは何点か。 器具類は控えめ。首輪も縛りもありますが、中心ではありません。 カット割りも多彩なので、 様々な角度からよがり狂うヒロインさんたちの痴態を楽しめます。 絶頂や快楽でグッと反り返る、細い腹から腰にかけてのラインが、お気に入りです。 半脱ぎが多めなのも個人的に評価ポイントです。 シチュエーションに合わせてかなり大きくヒロインさんの表情が崩れた形で 描写されますが、下品になりすぎない範囲ではありますかね。 女の子の蕩けた表情は大好物なので、極端なアヘ顔よりはこちらの方が好みですが。

収録作で特に気に入ってるのは、収録作唯一の前後編「スイッチHスケッチ」かな。 主人公を巡るヒロイン二人の恋の鞘当て…とかそんな穏当なものではない 戦いが繰り広げられるお話です。主人公の優くんがわりとゲスいというか 思春期だもんね、快楽は大事だよねと同情を覚える部分もあるものの、 自業自得感もあって以下略。純愛と肉欲、さて御注文はどっち?的な(意味不明 先輩の笑顔が怖いなー。

「ペットな彼女は年中「発情期」」の早瀬お嬢様の恥も外聞もかなぐり捨てた 見事な発情描写もいいですし、「殊に交われば、あか抜ける」のギャルな乃々さんが童貞くんの剛直で アヘってる姿もいいですし、 「嘘から始まる個人撮影」の風紀委員の二階堂さんのエロテロリストっぷりも お気に入りですかね。二階堂さんは特にイチオシです:D

初単行本ながらまずまずの安定感を感じる一冊でした。 曲者揃いのヒロインさんにふりまさされたい。 女の子に首根っこ掴まれたい、主導権握られたい…そんなM気質の 持ち主の方は手に取ってみても良いかと:D

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@ 『淫汁姉妹』:吉田犬人(ISBN9784864162241)。エロ漫画。 純愛果実誌などで発表された短編集。 エッチ狂いの爆乳ヒロインとの汁気たっぷりに頭の先まで快楽 に浸れるハードエロス作品集。属性的には妹、爆乳、中出し、潮吹き、 ひょっとこフェラ、性転換、女装少年などなど。

作者さん4冊目の単行本。 姉や妹など近親とのハードで濃厚なSEXが特徴の作者さんですが、今回もその路線は堅持。 今回はプラスアルファ的にファンタジー世界ものなどもあり、性転換、ふたなり、触手ネタなどもアリ。 どのエピソードでも、開始2、3ページでセックス開始と兎も角エロ特化の内容で、 発情顔で、剛直に貪りついたり、自慰に耽ったりと、セックスにドハマりしたヒロインさんが満載。 アヘ顔とはまた違う、快楽に浸り、蕩けきった表情がたいへんに扇情的でお気に入りです。 ビッチ系だろうと、可愛い系だろうと、クール系だろうと、いざまぐあい始めれば とろっとろに蕩けた表情を見せてくれます。

セックスシーンは全体的に汁気が多め。汗や涎、愛液、カウパー、精液などなど、身体から分泌される お互いの体液に塗れながらも、舌や唇、性器同士を擦りつけあい快楽を貪る様子は 全体的に熱量が高いです。表紙イラストからも分かる通り、ヒロインさんたちはみなさん むっちむちのボディの持ち主揃いですので、その濡れそぼった柔らかボディを ぐいぐいと力任せに掴み上げ、最奥まで突き上げる様子もまた扇情的でいいですね。 また、淫語セリフというか、快楽の熱に浮かされた回らない頭で呟くエロ台詞や モノローグもいいスパイスです。

セックスシーンのハードさに対して、凌辱要素はほとんど無い特徴的です。 徹底的にセックスの快楽性を全面に押しだした内容であり、 たとえ嫌がっていたとしても快楽の波に押し流されて、貪りあうことに夢中になっていくため、 純然にエロの濃さを楽しむことが出来ます。

気に入ってるのは「発情妹」かな。特殊な発情体質の妹と、妹を想う兄の兄妹愛のお話。 反抗期に差し掛かり、いまいち素直になれないながらも、お兄ちゃんのことが大好きな妹と、 妹を想うがゆえに、自宅を出た兄のちょっとしたすれ違いと相互理解の様子がいいなぁと。 蕩けるような交わりの中で素直な自分をさらけ出す妹ちゃんが良かったです。 ファンタジー系の「神の匣-勇者と北の魔王-」は収録作唯一の完全凌辱モノ。 女魔王に敗れた勇者が、女体化された上で、言葉と身体両方でのねちこい責め苦で その心を手折られていく様子が描かれます。甘さゼロの内容で従来路線とは 毛色が違いますが、こういうのもまた良いですね。

今回も安定感のある内容で楽しめました。 従来路線に加えて新路線も様子見で投球してるような印象を受けますが、 ネタの幅を広げるという意味で、個人的にはもっとやって欲しいところです。 何本か収録されている女装おねショタはお好みの別れるところでしょうが 個人的にはこちらも好物なのでもっと読みたいところ。 ぷりんぷりんのヒロインさんとの特濃ラブラブセックスがお好みであれば チェックして損の無い作者さんです。オススメ。

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@ 『艦隊これくしょん-艦これ-いつか静かな海で(1) 限定版』:さいとー栄(ISBN9784040662916)。 コミックアライブ連載。DMMで展開中のブラウザゲーム「艦隊これくしょん」の公式コミカライズの1巻目。 なお、限定版は、造船工廠を模した組み立て式の単行本収納ボックス&カラーイラストブック付きです。 収納ボックスは組み立てるのけっこう大変でした…。

複数展開中の艦隊これくしょんの公式コミカライズのコミックアライブ版。 特に本作は艦隊これくしょんゲーム本編のプロデューサーである田中謙介氏が 原作を書き下ろしたものとなります。 作画担当のさいとー栄先生は青年系の活動から、近年はラノベ原作のコミカライズなどを 多く手がけていらっしゃいますね。すらっとした細身で等身高めの女性キャラが魅力であり、 今回のコミカライズともベストマッチだと思います。

本作の特徴は毎回(前後編もありますが)、特定の艦娘に焦点を当てた連作短編であることですかね。 もう一つの縛りは同じ名前を冠した艦艇が、現在の現実に存在していることです。 激しい戦いと、鎮守府での騒がしくも楽しく優しい時間の中で、ふと艦娘たちがみせる 物憂げな表情、彼女たちの中に宿る複雑な想いがどこから来て、そしてどこへ行くのか。 艦これが持つ、ひとつの芯の部分がしっかりと描き出されており、どのエピソードも読み応えがあります。 そう書くと暗い感じがしてしまうと思いますが、楽しい部分は徹底的に楽しく、 そして戦闘シーンはド迫力でと、緩急しっかりついてますので、まあまず読んでみてほしいですね:D

第一巻で取り上げられるのは 航空戦艦・日向、駆逐艦・響、戦艦・金剛、正規空母・蒼龍の四人。 むろん他の艦娘さんたちも多数登場しますのでご安心を。

気に入ってるのは暁型 駆逐艦娘の響さんのお話かな。 戦後まで生き残り、ロシアでその生涯を閉じた駆逐艦・響の魂と記憶を受け継ぐが故に、 仲良しの姉妹たち…、暁、雷、電の何気ない一言に大きく動揺したり、 彼女たちの末路を知るが故の必死の戦いなど、寡黙で冷静に見える彼女の 秘められた魅力が存分に発揮されていてよかったかと。

あと本作の隠れた見所は妖精さんたちの活躍っぷりでしょうか。 艦娘さんたちの艤装の上でちょこまかとお仕事に励む姿は癒やされましたし、 彼女たちがどのように動く存在なのかのイメージがわかりやすくてよいものでした。

内容的に物憂げな表情が多めですが、 公式からこういうのが真っ先に出てくるのは個人的には嬉しいかなと。 兵器として生まれた戦いの運命の先に、平和と平穏が待つことを祈る。 相手を屠るためではなく、守るべきものを守るために。 …そんな願いが込められた内容だったかなと思います。

まあ、難癖つけようと思えばいくらでもつけられる内容ではあると思うのですが、 素直かつストレートに受け取れば、なかなか涙腺に来る内容かと思います。オススメの一冊です。

なお、先日オープンしたKADOKAWA系の無料Webコミックサイト「コミックウォーカー」で 本作の第一話および最新話を読めますので、参考までにどうぞ。

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@ 『鵺は夜に鳴く-淫獄の檻-』:山咲梅太郎(ISBN9784799005743)。エロ漫画。 DMM.R18で配信された表題長編を収録した一冊。 血の繋がりが呼び起こす、得がたき快楽に飲まれた一族が 刻む背徳の近親相姦絵巻。

鵺の鳴く夜は気をつけろ(横溝正史「悪霊島」より)

濃い目の近親相姦ネタとのことで気になっていたので購入。 やー、やっぱりこう近親相姦ネタは家系図が出てくるくらいじゃないとね!! という感じで期待以上の満足感の得られる内容でありました。

表題作「鵺は夜に鳴く」(トラツグミはよるになく)。 念のために書いておきますが「鵺」は「ヌエ」と読みます。 様々な動物を組み合わせた姿を持つ日本の妖怪ですね。 トラツグミとは鳥の名前ですが、その鳴き声から古来から鵺、鵺鳥とも呼ばれて恐れられていたそうです。

物語は一枚のDVDに導かれて故郷に戻った青年が、親類の女性たちと 一族の血の因果に飲まれていく様子と、 乾一たちの親の世代の物語という2つの軸で描かれていきます。 ふたつの時代を舞台にして繰り広げられる血縁関係のあるものたち同士の 交わりの中で、次第に明かになっていく「真実」はまさに圧巻。 狂った因習が生み出した狂気の行き着く先はエロ漫画ながらに サスペンスじみていてゾクゾクさせられました。 虎子叔母さん(?<…?)の「ニイッ」は渾身の出来だと思います。はい。 正直いくつか気になる謎もあるのですが、そのへんの判らない加減も また味かなぁと:D 読み終わったあとで、 頭捻りながら家系図を眺めるのもまた一興でありますよ、ええ。

登場する女性陣は当然全員エロシーン完備。 爆乳さんからつるぺたさんまで選り取りみどりのメンバー構成です。 おっぱい組の細身に不釣り合いなやわらか爆乳も魅力的ですが、 もともとロリ系の印象が強い作者さんだけあって、 つるぺた組のえっちシーンの犯罪感は抜群のものがありますね。 さらにそれが、アレだったりソレだったりと近親相姦なものだから 破壊力はさらにドン!!という感じでした。 道具類はほとんど出番ありませんが、エロシーンはどれも濃厚。 たっぷりの汁気と、粘膜と粘膜を擦りつけあいながら、 孕ませ上等の近親中出し満載で満足度高いです。 3Pシーンも複数用意されているのも○。 個人的にはボテ腹3Pが大変なご褒美っぷりでありました。

お気に入りのヒロインは…虎子叔母さんとつぐみお母さんですかね。 年上組の魅力もありますし、物語の真の主役とも言えるふたりなので 印象深かったです。立ち位置的にメインヒロインなマミさんや、 他の面々もそれぞれにポイント高い点があるのですが、 まあ、年上スキーの因果からは逃れられませぬ(苦笑

エロ漫画的な近親相姦では概ね無視される、 近親交配による影響なども物語の中に織り込むなど 確かに「近親エロ漫画の(ある意味)極北」と作者自ら語るのも判るなぁと。 瀬戸内の小島で繰り広げられる仄暗く淫靡な血族の物語… 是非手に取ってみてください。近親相姦スキーなら読まなきゃ損です。 (Permalink)



@ 『モバリータ』:猫玄(ISBN9784864366199)。エロ漫画。 COMICメガストアH、メガストアα、茜新社のCOMIC RIN、Juciyなどにて 発表された中短編集。えっちで可愛いちっぱいさん大集合な一冊。

作者さん45冊目の単行本。ベテランながらも常にアップデートされ古びることのない アニメ絵調の可愛らしいフェイスの女の子が魅力の作者さんの新刊です。 つるぺたさんからおっぱいさんまで手広く描かれる作者さんですが、 今回の単行本は完全にちっぱいさんオンリーでまとまっています。 ヒロインの見た目の年齢層的にもおっぱいサイズにジャストフィットという感じ。

エロシーン。ヒロインさんの属性的におっぱいを使ったプレイは皆無。 その分、口奉仕にこだわりが出ている印象でしょうか。可愛いお口から 小さな舌をちろっと出して、愛おしげに剛直を舐め回したり、 口いっぱいに頬張ったり、伺うように見上げてみたり、尿道を舌先で責めてみたりと 選り取りみどり。 セックスシーンでは体格差に関わらずしっかりと自身の胎内に 男の剛直を導き入れ、色々な体位でしっかりと快楽を貪る様子が キレイです。フィニッシュはしっかり中出し揃いですしね:D

メインとなる連作短編シリーズ「モバガ」。 「モバガ」と呼ばれるスマホに出入り可能な不思議な少女と 同居することになった4人の男たちのお話です。 ヒロインは、目隠れ少女の木葉さん、ロールツインテのツンデレ黄薔薇さん、 ボーイッシュ乙女つくしさん、人見知りだけど懐くとえろっ娘ひなげしさんの4人。 バラエティに富んだ面子ですが、みんなマスターの事が大好きな娘さん揃いです。 ソシャゲらしくユーザ同士で対戦したり、大好きなマスターといろんな意味で 仲良くしたりと大活躍で見目麗しいですな:D___

どのモバガさんも可愛らしいのですが、 一番印象的だったのは完全目隠れさんの木葉さんかな。 コモングレードの彼女ですが、健気に尽くす系で、フェラシーンとか 大変可愛いですね。完全と書いた通りに一切目元が見えませんが それでもしっかり表情豊かに描かれるのが流石と唸るばかりです。 黄薔薇さんはベビードールが素敵。つくしさんは頭撫で回したくなる感じ。 ひなげしさんはギャップ感がたまりませんでした。 ラストも賑やかで良かったかと。欲を言えばもうちょっとシリーズ読みたかった ですが。

短編は「おにいちゃんが天才です」が好きかな。天才だけれどアレなお兄ちゃんと 妹さんのドタバタコメディ。お兄ちゃんに振り回されつつもお兄ちゃんのことが 嫌いではない妹さんの様子がコミカル&エロティックで素敵でした。ポニテさんだしね!! 見上げ系フェラと、メイド服&ガーダーベルトも○。

全体的にあっかるく軽めのエピソード揃いです。 ちっぱい専科なのでそのあたりで好みの差は出るでしょうが 今回も安定したクオリティの安心してオススメ出来る一冊です。 嗚呼、うちにもモバガの勧誘メール来ませんかね?<……

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@ 『QUEENS GAME』:紙魚丸(ISBN9784864365970)。エロ漫画。 COMICホットミルク誌などにて発表された短編集。 曲者揃いのジト目っ娘さんたちが繰り広げる享楽の宴、全9編。 学生系中心、教師もアリ。眼鏡っ子率高め。

アーモンド型で切れ長の双眸を持つひと癖あるヒロインさんたちが特徴的な 作者さんの単行本2冊目。ストーリーはコメディ色の強いものから、やや ダークなものまで幅広く揃っており、 アクセントが効いていて読んでいて飽きることはありません。 エロシーンはどれも濃密で、キュッと引き締まったしなやかな肢体を 惜しげも無く晒しながら、ただただ快楽を貪るヒロインさんたちの痴態は 大変にキュートでエロチック。特に元々印象的な双眸での上目遣い が破壊力をより強めるフェラシーンが印象的ですね。

ヒロインさんのタイプはお話によって色々ですが、基本的には強い女性が 多く、男たちは概ねなんらかの形で手玉に取られている感じですね。 ヒロインさんたちの意志強めの双眸と相まって、ココロの中のMっ気を 煽られる感がありますねー。当然男たちも反撃はするものの…… 結局手のひらの上というか…。それがまたいいのですけれどね:D おっぱいはちっさいのからボリューム感のあるものまで選り取りみどり。 エロ漫画的には手頃なサイズが中心という感じですが、どれもハリがありつつ 柔らかそうで揉みごたえはありそうです。

印象深いのは前後編「都合のいい彼女」かな。 片目の隠れる、いわゆる鬼太郎ヘアのヒロイン大原さんがともかく魅力的です。 正統派の恋愛漫画ならヒロインの友人C…そう友人枠ですらAでなくCあたり… 的な位置にいそうな容姿の大原さんですが、彼女のまき散らす毒に惹かること この上無し。彼女のためだけでもこの単行本を買う価値があるかと。 あとは「富豪のお嬢様」かな。 一見庶民派なお嬢様の見事な毒婦っぷりが素敵です。 エロシーンも一二を争うハードさですしね。

1冊目でも既に完成度の高かった作者さんのため、今回も極めて安定した 仕上がりの一冊です。すでに独自の世界観を完成させている感があるので 1冊目の単行本が気に入った方なら間違い無くマストバイかと。 キツめの女性に見下されたい方、その後で反撃したけどやっぱり尻にひかれたい方 などにオススメです:D

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@ 『チチオトメ』:たかのゆき(ISBN9784894656192)。エロ漫画。 COMIC阿吽誌にて発表された中短編集。美乳美人さんたちとの濃厚SEX満載の一冊。 属性的には姉近親相姦、義妹三昧、年上教師、黒ギャルなどなど。

作者さん3年半ぶりの単行本。店頭でパラ見して気になったので購入。 収録作は2010年末〜2014年始めまでと 発表時期の幅の広い作品集となっています。 このため絵柄についても少々変遷アリとなっています。 絵柄の改造後が7割弱という比率です。

絵柄はカバーイラストを参照すれば大筋の方向性はわかるかと思いますが、 鼻筋の通った頭身やや高めの美人顔さんが中心。年下系は当然可愛らしさが プラスされますけれどね。ミリペンか丸ペンを使った細めの描線で、 表情豊かなキャラクターが描き出されています。 ただ、絵柄改造前はパッと画面を見た際にメリハリが足りず、 ややのっぺりとした印象を受ける画面になっていたのが、 細かいディテールアップで、画面全体が華やかになって受ける印象が かなり良くなっていますかね。

登場するヒロインさんたちは細身の印象ながらもしっかりとお肉の乗った 美味しそうなボディの持ち主揃い。特に乳房やお尻などの丸々とした肉感は 揉み心地がよさそうでいいですね:D  レース部分が細かく描き込まれたゴージャス感のある 凝った形状のエロ下着も見所ですかね。質感のあるお肉に食い込む 下着はエロくてたいへんいいです:D

エロシーン。フェラにパイズリ、乳首吸いにと定番処はしっかりフォロー。 それに加えておねだり、焦らし、3P、4P、ダブルフェラ、トリプルフェラ、 ぶっかけ、中出しetc.etc.とプレイ内容は極めて多彩です。 ガツガツと膣内を蹂躙されて、涙に涎にと垂れ流しながら、快楽に 咽ぶヒロインさんたちの表情はエロチックさ満点でグッとくるものかと。 責め受けも自在のため、きっと気に入るシチュエーションがあるでしょう:D

気に入っているのは唯一の続き物である中編「妹だってヨメになりたい!」ですね。 やや鬼畜系の兄と、兄を一心に慕い肉体関係を持つ二人の妹、 そんな兄妹たちに新たに加わった金髪美人の少女の4人が繰り広げる ドタバタとしたエロ物語です。物語開始の段階で、元々の妹たちと兄が 肉体関係にあり、かつ妹達は兄に身も心も捧げてるような状態なので 最初からフルスロットルでエロシーンが展開されており、読み応えがあります。 エロメイド風衣装に身を包んだ二人によるご奉仕系エッチがそりゃもう 破壊力抜群。ふたりならんでまんぐり返しでのおねだりや、二人並んでの 口マ○コプレイ、そして事後の二人揃ってのWタマ吸いあたりがお気に入りですね。 お話的にも一捻りあって楽しいものでした。

短編ではいじめられっ子のデブオタ君と、元幼なじみの黒ギャルさんとの 関係を描いた「お手てつないで」が印象的だったかな。お話の綺麗さもですし、 ギャルさんらしい責め責めのプレイ+本音の部分がさらけ出されたあとの ラブラブっぷりも良かったかと。

オビでも猛烈進化中と銘打たれてますが、 時代に合わせた絵柄のアップデートの様子が垣間見える一冊となっています。 その効果は覿面で、この1年の作品はパッと画面から受ける印象もよく 十分な請求力を持った作品集だと思います。表紙が気になったら 是非、手にとって中身チェックしていただけるとよろしいかと。

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@ 『MM2号』:タカスギコウ(ISBN9784873065564)。青年系エロ漫画マーク無し。 アクションピザッツ誌にて連載された表題長編を全編収録の一冊。 天才ロボット工学博士が息子に遺したのは精巧な母親型アンドロイドだった…。 属性的には疑似母子相姦、美熟女3Pなど。

三十路越え、四十路越えヒロインがデフォルトな作者さんの新刊は コメディ色強めのドタバタホームコメディ母子相姦系。 掲載誌的な制約でそのまま母子相姦はNGと思われ、 そこの回避策として母親役がアンドロイドという形になっています。 とはいえ、そのあたりも きっちりと物語に織り込まれており、擬似母子相姦の中で、 母親という存在を知らなかった主人公は、 母の愛を認識していく形になっています。

ヒロイン陣の設定年齢は例によってアラフォー以上ですが、 熟れきった肢体にはシワひとつ無く、若々しさ満点の美熟女揃いです。 ずっしりとした質量感の釣り鐘型の乳房、太すぎず細すぎずの 肉付きのよい腰周りや下半身が大変魅力的です。 息子のガツガツとした性欲を優しく受け止め包み込んでくれる そんな激しくも癒しのある性交描写が和みます。

メインヒロインとなるMM2号こと美紅さんは メイド型万能ロボットの名に恥じない、 家事全般完璧な黒髪ショートカットの爆乳美人さんです。 一応基本的な倫理感は備えているものの、「息子」である陽壱に対しては かなり甘々で、肉体関係に関しても軽く抵抗はするものの基本流されて すんなり受け入れてしまうような感じですかね。 いろいろと都合の良い存在ではありますが、母親役としての 息子への愛情は確かなものです。

もう一人のヒロインであるレイコ女史は、眼鏡の似合うインテリ美人さん。 亡くなった陽壱の父に好意を抱いていたものの、それは叶わず。 愛した男の忘れ形見である陽壱の、保護者的な立ち位置で登場しますが、 陽壱と美紅の巻き起こすドタバタに巻き込まれるうちに、 その立ち位置を変化させていくことになります。

見所はやはり3Pシーンかな。インテリ系美人のレイコさんを交えての 濃密なWフェラや、筆下ろしシーンはゴージャス感が満載で大変眼福でした。

ロボット系アンドロイド系ヒロインモノは過去に多数存在していますが さすがに設定年齢42歳のアンドロイドヒロインというのはレアかと:D 物語終盤はややシリアス色が強くなりますが、基本的にあっかるい ストレスフリーの展開ですので、気軽に楽しめる一冊かと。 扉絵のパロディなども楽しく、堕ちモノ系だけではない作者さんの 魅力が垣間見えると思います。美熟女スキーならチェックしても良いかと。

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@ 『艦隊これくしょん-艦これ- 陽炎、抜錨します!』:築地俊彦/NOCO(ISBN9784047292666)。 ファミ通文庫12月の新刊。DMMで展開中のブラウザゲーム「艦隊これくしょん-艦これ-」の ノベライズ、ファミ通文庫からの第一弾。

購入はしたものの積んでしまってたのを、 スニーカー版との方向性比較がしたくて積み崩し。

妖精さんや召喚などかなりファンタジー寄りの設定だったスニーカー版に比べると、 こちらは「ややリアル」寄りの印象。 鎮守府の設備や運営の様子もあくまでも軍隊、軍事基地の延長線上という描写ですね。 時代設定的にもスマートフォンなど「現代」を思わせる単語がちらほらと。

登場する主な艦娘は、 陽炎、曙、皐月、文月、霰、潮。その周囲を固める形で 愛宕、高雄、金剛四姉妹、不知火という面々。 お話は陽炎を中心にそれぞれの事情からバラバラだった 第十四駆逐隊の面々がぶつかり合いながらも、 成長、結束してゆくという王道のもの。 なので陽炎、曙、皐月、文月、霰、潮らの描写がメインになります。

皐月が脳筋だったり、曙が不良艦娘と呼ばれてもしくは積み木くずしだったり、 文月が病的な霰至上主義者だったり、 霰が非コミュだったりといろいろ「特徴的」な設定になってましたが、 その理由付けが物語の骨組みに組み込まれていたので、 納得感のあるお話にはなっていたと思います。

あとは愛宕さんが秘書艦として活躍するので愛宕さんファンも楽しめるかと。 ぱんぱかぱーんな胸部装甲もイラスト多めですしね。

艦娘たちの日常。特に演習の様子、 戦闘時の描写はかなり気合いを入れた描写になっているので、 そのあたりは世界観を掴む良い教材になっているかと。

ただ、個人的に作者さんの描写する「周囲の悪意」がずーっと苦手なのですが、 今回もそのあたりはいつもの通りでかなりゲンナリ。 特に今回は有象無象ではなくて、名も無き艦娘がその役を担っているので、 そこはどうにも受け付けませんでした。

とはいえ全体としては十分に楽しく、 読み応えのある内容でした。 特に陽炎のお気に入り度はかなり上がるハズです。 艦これファンなら読んで損はありません。 第二巻もすでに発売予定されているようなので楽しみに待ちたいと思います。

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@ 『艦隊これくしょん-艦これ- 一航戦、出ます!』:鷹見一幸/GUNP(ISBN9784041011980)読了。角川スニーカー文庫新刊。DMMで展開中のブラウザゲーム「艦隊これくしょん-艦これ-」のノベライズ版スニーカー文庫からの第一弾。 平和な海を取り戻すため、船霊を宿す艦娘の戦いは続く…。

各方面で大人気の艦これのノベライズは 複数のラノベレーベルで展開されるようですが、今回のこれはスニーカー文庫版。 あのゲームの世界観がどのように表現されているのかが注目点でしたが、 全体的にかなりゲーム本体に寄せた作りになっていて、世界観の補強という 意味合いでもかなり良い教材になる一冊かなと思います。 まあ、色々と細かい部分はやっぱり説明が足りないですし、 どこまでがオフィシャル設定扱いなのかはわからんのですけれどね。

多くの艦娘たちの中、こちらの本で主役を張るのは第一航空戦隊の 正規空母・赤城さんと同じく正規空母の加賀さん……と見せかけて 実は各章ごとでフィーチャーされる艦娘が変わる構成になっています。 サブタイトルになってるだけあって、一航戦組はやや優遇されてますが、 天龍田、長陸奥、妙高四姉妹、第六駆逐隊(暁・響・雷・電)などもガッツリと 活躍します。

ゲーム本編での燃費の悪さから、 すっかり食いしん坊キャラにされてしまった赤城さんはこちらでも 食べ物に相当弱い人扱いされてしまってますね。でも優しく面倒見の良いお姉さん でもやるときはやる人という感じなので、お姉さんスキー的には 大変魅力的だったかと。加賀さんも赤城さんにドギマギする様子や クールな激情家っぷりが強調されていて○でした。 やたらに脳筋男前な長門さんとかも美味しゅうございました。 あそこまで考えるな感じるんだ!!な人だとは思ってなかったよ!!>長門さん

特に天龍、龍田と第六駆逐隊の章は、繰り広げられる戦闘も熱く、 天龍と龍田のラブラブ姉妹っぷりもたいへん美味しくて御馳走様でした。 面倒見のよい姉御な天龍さんはもちろんのこと、 龍田さんの微妙に薄幸そうな感じがやっぱりそそりますよね(何

個人的に面白かったのは「武装開発」にあたる部分の描写ですかね。 ゲーム中でもあちこちで登場するいわゆる「妖精」さんたちがどのような 役割を果たしていて、かつどのように武装が開発され、さらに艦娘たちが どのようにして装備するのかが描かれていて、現役提督としては思わずニヤリと してしまうと思います。秘書艦要素や、資源投入、開発の成否、運試し感なども 取り入れられていていますしね。本当、「それ」でいい装備が出るなら ゲームでもやりたいんですけれど(苦笑

ストーリー面はゲーム本編でも繰り広げられるイベント海域戦の流れを追いつつ、 局面局面の提督及び艦娘たちの様子を描くという感じで、お話を楽しむというよりは キャラクターとシチュエーションを楽しむといった要素が大きかったかなと。 なお、戦闘シーンは内容の厚みに差はあれど、なかなか熱い内容となっており、 「艦娘」の戦いがどのようなものなのかというのを想像するよい補強材 になっていると思いました。

名前をあげなかった他の艦娘たちも多数登場しており、 ゲームのプレイヤーならまず間違い無く楽しめる一冊だと思います。 特に苦しいイベント戦をひーこら言いながら駆け抜けた経験のある提督なら 涙無しには読めないかもしれません(笑 ゲーム本編では語られない「艦隊これくしょん」の世界をより理解するためには 最適の一冊だと思いますよ。お話的には続けられそうですが、さてどうなるのかな?

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@ 『魔女×ショタ-たすけて!ウチの弟子が可愛すぎてつらいの><-【限定版】 オーディオドラマDVD付き』:瀬奈陽太郎(ISBN9784799502570)。エロ漫画。 ペンギンセレブ誌にて発表された表題長編シリーズに短編1+おまけ漫画を加えた一冊。うちの弟子はこんなに可愛い!! 美貌の魔女とショタ弟子くんのラブラブな日々。 属性的にはおねショタ、おねショタ、おねショタ、3P、5P、ショタ×ショタなどなど。 なお富士見出版系ではお馴染みになってきたオーディオドラマ収録のDVD付きです。 特典無しの通常版は併売ではありませんのでご注意を。

作者買い。確かな画力で描かれる端正で生き生きとしたキャラクター、 描き込まれて密度高めの画面などが魅力の作者さんの1年ぶりの新刊。 前単行本に引き続き今回も姉ショタな長編がメインとなる一冊です。

表題長編「魔女×ショタ」。 ファンタジー世界を舞台にした、美貌の魔女さんと、その弟子で ケモノ耳持ちのショタ弟子くんとのラブラブだけど波乱含みの日常を 描いたもの。多少シリアス要素も含みますが、基本はコメディ色強めの 気楽に読める作品になっています。

「ケモノ憑き」と呼ばれる社会から疎まれる種族に生まれ、 路頭に迷っていたナギくんは、魔女カリンに拾われ弟子に。 お互いに想い合いつつも、今一歩を踏み出すことのない関係だったのが とある切っ掛けから肉体関係を持ち、そこから始まるお話となります。 それぞれの過去や想いが主軸となってお話は進みますが、 そこは読んでのお楽しみ。 サブキャラ陣も豊富で、それぞれ濡れ場もしっかり完備されていますが 基本的にはナギくんとカリンさんが中心で濡れ場回数も最多です。

主人公のナギくんはやや中性的な顔立ちの可愛らしい男の子。 少年らしい無駄な肉のない、しなやかなボディラインが魅力ですね:D 性知識には疎いものの思春期まっ只中という感じで、 師匠の明け透けなスキンシップにドギマギして自慰してしまい、 その行為に罪悪感を覚えたりする様子が大変可愛いです。 師匠の趣味で色々とコスプレじみた格好をさせられるのも似合ってて○。

メインヒロインのカリンさんは隠遁中の魔女さん。艶やかな黒髪と 豊満な肉体がたいへんえっちいお姉さんです。魔女といってもいわゆる 魔法使いではなく、豊富な知識で作り上げる様々な薬品で不思議な効果を 生み出すという錬金術師系の人ですね。ややズボラで、ナギくんに かなり寄りかかって生きてる感じですが、ナギくんのことを本当に大切に 思っている様子が可愛らしいです。ボリューム感たっぷりのおっぱいや お尻を激しく振りながら快楽に耽る様はたいへんえっちでよろしいかと:D

他にもヒロインは複数登場しますが、 お気に入りはやっぱりカリンさんですかね。 正統おねショタ万歳:D 個人的にはお師匠のお師匠様の 濡れ場がもうちょっとあると嬉しかったかもです。

濡れ場の内容は、掲載誌の関係もあってかハードさは薄め。 とはいえ、フェラにパイズリ、正常位に騎乗位に。ベッドの上、野外、 お風呂に2P,3P,5Pとプレイ内容は豊富です。汁気も多めでエロさは十分。 基本女性の方が身体のサイズが大きいので、 もっちりと滑らかかつ柔らかそうな女体に 埋まるショタっ子というシチュが多く大変オレ得でありました。 責め受けは状況により入れ替わりアリなのも個人的には○でした。

作者さんの作品らしく、ショタ×ショタがあったりするのが 気になる人には気になるかもですが、本番までは無いから!!無いから!! ドタバタしつつも直球のおねショタラブストーリーなので読んでて幸せ感 強めでした。カバーイラストでピンと来たら手にとって損は無い一冊だと 思いますよ。

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@ 『ハメトラレ』:唄飛鳥(ISBN9784860849030)。エロ漫画。 DMM系電子書籍専門エロ漫画雑誌コミックマグナム誌(公式サイト)にて発表された表題長編を全編収録した一冊。 ほんの僅かな切っ掛けから、貞淑な妻は堕落の渦に飲み込まれる。 属性は凌辱、NTR、快楽調教、アナルプラグ、エロ下着、ネット中継、近親相姦etc.etc...。人妻徹底快楽調教長編。

作者買い。 ハードな調教堕落系で定評のある作者さんの新刊。マグナム系では3冊目ですかね。 昨今の騒ぎを受けたためか、当初の発売予定からだいぶ延びましたが、 無事に発売されてひと安心。 前著「牝ノ性」は短編集でしたが、今回はまるまる一冊通しての長編となります。 登場するヒロインも一人に絞り込まれており、徹底的な快楽調教で 淫らに堕落していく一人の美人妻の痴態をたっぷりと堪能出来る構成です。

表題作となる長編「ハメトラレ」。作者さんお得意の人妻快楽調教長編です。 ほんの僅かな綻びから、全てが破綻していく様子をたっぷりのページ数を使って 描いており、読み応えたっぷりでした。 今回のシリーズで 主軸として描かれるのはヒロインに秘められていた淫らな性癖が暴かれる様です。 夫とのノーマルな関係しか知らなかった奥さんが 凌辱者のねちこい責めの数々に晒されながら 平穏を装い日々を送ることから生まれる背徳の喜びに囚われていく… たまらんシチュエーションですな:D

ヒロインの朋美さんは長い黒髪の似合う美人度高めの人妻さん。 年齢は息子さんの年齢を考えると30代中盤〜40前くらいですかね。 おっぱいもお尻もかなりのボリュームなナイスバディの持ち主です。 ちょうど熟れごろという感じで:D___ まだまだ気も若く仕草も可愛らしいですね。 夫への愛も衰え無し、可愛い息子との関係も良好と本当に平穏な日常の中で 生きていた彼女がどのように堕落していくかはまさに見物でした。

エロシーンのハードさは今回も十二分に。ヒロインが一人ということで シチュエーション的なバリエーションも豊富に用意されていて読み応えがあります。作者さんの作品ではお馴染みのシチュは一通り揃ってるかな? 様々な性具を使ったハードな調教、 浣腸をされての脱糞、淫らな下着を身につけての淫語と汁まみれのハードファック、 変装しての露出調教、全身への淫らなラクガキ、多人数プレイなどなど、 これだけあれば、凌辱スキーならグッとくるシチュはきっとあるかと思います。 個人的にはバルーンと貞操帯とアナルプラグを併用してのアナル調教シーンや 母の秘蜜を知ってしまった息子との近親相姦シーンあたりがお気に入りですね:D

精錬されたラインで描かれるもっちりとボリューム感と滑らかなハリのある 極上ボディの魅力は今回も健在。丹念に描かれた下着類の描き込みなども 個人的にはお気に入りポイントの一つです。ネタとしては定番ながらも がっつりと読み応えのある一冊だったかと。 人妻凌辱スキーならばきっと楽しめる一冊です。力強くオススメしたいところ:D

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@ 『ちびっち』:魔訶不思議(ISBN9784894656178)。エロ漫画。 COMIC阿吽誌にて発表された中短編集。ちっちゃなビッチで何が悪いの?という 感じでヒロイン陣の年齢層はお察しください。

作者買い。お馴染みロー方向で定評のあるベテラン作者さんの新刊となります。 整理された流麗な主線で描かれるまるっと可愛らしいろりぷに娘さんたちは今回も とてもキュート。演出の技法などは時代に即してアップデートが続けられており、 古くささを感じることはありません。 今回収録の作品は全体的にコメディ色が強めで、 特に短編はストーリー的にも軽めですかね。ちょいブラックなものもありますが あまり表だったものではありません。

登場するヒロインさんは今回は完全にローな娘さん揃い。 ぷにぷに柔らかそうな凹凸なしの幼児体型。おっぱいはほんのりした膨らみ程度と その筋に理解の無い方は回れ右ですね。 そんな発展途上ボディではありますが、健康的な肉付きが大変柔らかそうで、 細いながらもしっかりと自己主張するふとももや、お尻の質量感が素敵です。 エロシーンではそんなボディを目一杯使ってのハードなエロスが満載です。 嫌がりつつも流されていくゆくうち快楽に染まり、自ら積極的に身体を開いていく 様子が汁気と熱量たっぷりに描かれていています。快楽に蕩けた表情は 口元から見える肉厚の舌がえっちくてお気に入りですかね。 あとはやっぱり口淫シーンですかね。 ちいさなお口で野太いモノをしゃぶりつく様子と、 上目遣いの破壊力がとても高いです。

メインとなるのは中編「ドギマギさせて!」ですね。 ちゃらんぽらんな悪魔フェルと綾ちゃんの関係がじっくりと描かれており、 次第に積み上がっていく信頼……というか共犯関係が楽しいものでした。 綾ちゃんは自己中心的で我が儘っ娘さんですが、いまいち押しが足りないのが また魅力でしょうか。一途な恋とフェルの口八丁に振り回されて散々な 目に逢いますが、底にあるしたたかさがまた面白いところでした。 場所を選ばぬSEXでじっくりと性感を開発されていく綾さんがえっちくてお気に入りです。

短編の方で印象的だったのは「少女を拡張してみた」かな。 続く「な○よし…」もそうですが時事ネタ取り込みでの短編ですね。 情報は判断材料としては有用ですが、不十分な情報から 分析を誤ると酷いことになるという教訓が含まれた良いお話だったかと:D ツインテール分高めなのも良いです。

昨今風当たりが強くなってきたジャンルですが、精力的な活動には 頭が下がるばかりです。表紙イラストが気になったら是非手にとってみてください。

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@ 『trash.(5)』:D.P/山本賢治(ISBN9784253255196)。ヤングチャンピオン烈連載。 伝説の殺し屋コンビ「バレット&フランチェスカ」の血とモツと硝煙に塗れた日常5巻目。

女性比率高めだった4巻の反動か、おっさん比率が一気に高まった5巻目でした。 まあ、例によってだいたい死にましたが。今回はほぼるしあさん単独での任務 となっており、るしあさんのコスプレを始め、下着姿、おっぱいポロリ、 リョナ、レ●プシーンまで完備で、るしあファンにはたまらない内容だったかと。 これまでなかなか見れなかった、泣き顔やら苦悶の表情などが眼福でした。鬼か。

今回の見所は…香港からの刺客3人衆ですかね。肉だるまさんは兎も角として 他の二人のインパクトが絶大でした。ヤマケン先生のアイデアマンっぷりに 驚愕するばかりです。特にノッポさんのシンプルかつ強烈に痛そうな攻撃は… 喰らいたくないなぁ(汗 鞄の中身さんの凶悪っぷりも見逃せません。 あとは、やっぱり「女体の活け造り」ですか。 女体盛りじゃないよ、活け造りだよ…(遠い目 アイデアも凄いけれど、それをきっちり絵として表現するD.P先生の手腕も 凄いなぁと感心するばかりでした。

しかし、あの怪我は……次巻以降どうなるんですかね。ほぼ1巻1シリーズという 形ながら、前回の影響などはしっかり引き継いでいくのが本作ですから、 ちょっと心配な感じもします。ああ、貴重なオパーイが……(泣 お話的にもまたやっかいな繋がりや要素が増えて、 良い感じに火薬庫化が進んでる感じですねぇ。るしあさんたちの 無事を祈りつつ、次巻を楽しみに待ちたいところです。

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@ 『M・ゲーム(1)』:クリスタルな洋介(ISBN9784785952068)。月刊ヤングキングGH連載。 世界の歪みと戦う少年と、その従者となった少女の過酷な戦いの物語1巻目。 週刊少年サンデーで「オニデレ」、「ひめはじけ」を連載していた作者さんが、 新天地へ場所を移しての第一歩…はその持ち味を全面に押し出した強力な作品でした。

「いいから黙ってむちむちしてろ!!」

注)大仰に前置きしましたが、 女性のムチムチしたふとももの間にヌルヌルした腕を突っ込んで回る作品です(キリッ

クリスタルな洋介先生といえば、 描かれる女性キャラのむちむちの下半身… とくにふとももの魅力に言及せざるをえないことは 議論の余地のないことだと思います。 本作はその部分を主軸に据えて物語世界が構築されており、 ファンとしては狂喜するしかない一作でありました:D____

お話はお得意のコメディ調。中心メンバーは生真面目に戦ってるんですが、 巻き込まれた面々やハタから見たらギャグにしかなってないという作りですね。 細かい部分は全部勢いで突き落とす感じなので細かいことは気にしたら負けです。

主人公であるタケハヤくんはクールな美少年ですが 客観的にみれば、ただのストイックな変態くんです。 イメージ的には神のみの神にーさまに近いですかね。あっちはゲーム全般ですが、 こちらはむちむちに命懸けてる感じです。

ヒロインである むち子さんはお砂糖大好きなムチムチした下半身の女の子。 ふんわり流され体質で、訳も分からずにタケハヤくんの戦いに巻き込まれてしまいますが、 次第にかけがえのないパートナーへ…という感じですね。 一応ツッコミ担当になりますが、本人も相当にボケ寄りなので以下略。 彼女が魅せる恥じらいの表情や、ずーっと何か食べてる様子などがたいへん可愛らしくて とても良いですね:D___ 後半の話数での変形巫女服もえっちでよろしゅうございました。

むち子さん以外にもヒロインさんは続々登場。 みなさん大変良い恥じらいの表情を浮かべてくれたり、魅惑のお尻やふとももを 強調してくれたりと、いやもう堪りません:D__ むち子さんのお母さんが特にお気に入りです。人妻エロスハァハァ。

元々ファンなのでそのあたりの欲目はどうしてもあるのですが、 それをさっ引いてもイヤミのない 良質のセクハラコメディに仕上がっていると思います。 直接的なエロ表現はありませんが、全編にわたってフェチズム的なエロチックさに 溢れており、読み応えがあります。 結構ネタ出しが大変そうな印象を受ける作品ですが、前述の通りファンとしては たいへん嬉しい作品となっており、末永く続いていただければと…。 よく食べる女の子と柔らかそうなむっちりふとももがお好きなら是非チェックを!!

むち子さんのむちむちふとももはこのへんでチェック可能です>『コミックナタリー - クリスタルな洋介がサイン会、「M・ゲーム」1巻を記念し』

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@ 『冥王計画ゼオライマーΩ(8)』:ワタリユウ/ちみもりを(ISBN9784199503696)。 COMICリュウ連載。原作版ゼオライマー正統続編シリーズ第八巻。 遂に甦った「冥王」。最大の脅威の復活に対し、 ノイエ・ネマトーダもまた大きく蠢き始めるのだった…。

前巻での真打ちの登場に伴い、ここからがある意味本番という感じですかね。 これまでも散々酷い目にあってきた美久さんがさらに酷い目にあって、 それでもここまでの経験から微妙に打たれ強く、前向きな感じになってるのが 余計に不幸を呼び込みそうで見ていてハラハラが止まりません(苦笑 いい子には普通に幸せになって欲しいのですけれどねぇ。

真沙希くんも覚醒に伴い、微妙に信用ならない感じになってしまったため、 彼とゼオライマーに対抗しようとする新鉄神帝国のメンバーの方が 感情移入がし易く、物語的にもそれを許容する形になっているのが なかなか:D 巧妙な作戦で裏をかかれた「主人公」を見て、微妙に 胸がすく感じがあるのが…ねぇ?(苦笑

今回の重鉄神は一気に4機登場。 特に印象深いのはやはりルギウス君の愛機であるアロゥゼラヴィーでしょうか。 アニメ版、原作版でも登場したローズ・ゼラヴィーの後継機という設定が なかなかに燃えるポイントですナ。まだ実力の程は未知数ですが どんな能力があるのか楽しみなところです。

今回も色々とと気になるところへ次巻へ続く!!と。 相変わらずノイエ・ネマトーダ上層部の思惑が図りきれないため お話としてどういう形で転がるのかが判りませんが、 そのへん楽しみに次巻を待ちたいと思います。

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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