『フルメタル・パニック! アナザー5 ブレイズ・レイヴン二号機(ROBOT魂)付限定版 (グッズ付書籍)』:大黒尚人/四季童子のかんそーぶん
@ 『フルメタル・パニック!アナザー5 ROBOT魂ブレイズ・レイヴン二号機付き限定版』:大黒尚人/賀東招二/四季童子(ISBN9784829177143)読了。富士見ファンタジア文庫新刊。 限定版はROBOT魂ブレイズ・レイヴン二号機が付属しています。 「フルメタル・パニック!」外伝シリーズ第五巻。
- 爆弾テロによって、マオ社長とバクスターという 大黒柱を欠いたD.O.M.Sは新たな株主が送り込んだ新経営陣の元、業務を継続していた。 だが、マオ体制下とは質の違う仕事や、 一向に社員たちの前に姿を現さない新経営陣への不審に 社員たちの不満は日々高まるばかりであった。 そんな中、前線への補給部隊の護衛という 危険な任務の中、窮地に陥った達哉たちの前に現れた、 マオに代わるD.O.M.S新社長は予想外すぎる人物で…。 戸惑いの中、D.O.M.Sを離れ東京の実家へと戻った達哉。 そんな彼の前に現れる人生の分岐点。果たして彼が選ぶ道は…。
四巻衝撃のラストから物語は新たなる局面へ…という感じですかね。 今回描かれるのは、菊乃さんの初めての×××…げふんげふん… もとい、達哉くんの決意。あくまでも標準的な日本人のパーソナリティと 元々巻き込まれただけという立ち位置から、最後の一歩を踏み出さないまま ここまで来たわけですが、そのあたりにひとつの決着が訪れたとでも言いましょうか。 お話を駆動する主人公としては、まあこうならざるを得ないという決断でしたので しょうがないかなぁと。この後も試練は色々待っていそうですけれどね。 この鬼畜くんめ鬼畜くんめ!!(後半のとあるページを読みながら
リーナさんは活躍はしてるものの今ひとつインパクト不足。 見所は復讐を誓うシーンと、由加里ちゃんとのサシのやり取り、 そして汚れを拭うシーンあたりでしょうか。限定版カバーイラストの水着姿は大変えっちくてよかったですけれどね。 対する裏ヒロインの菊乃さんは、その存在自体のエロスっぷりを遺憾なく発揮。 放置プレイに打ち震えてみたりと、いいぞもっとやれ感がたまりませんでした。 王子とサミーラさんや、クルツくん&クララたんなどの活躍も良かったかなと。
AS方面。M9A2<エンハンスドガーンズ>待望の登場でしたが、 やや微妙な立ち位置でしょんぼり。そしてスペック表的にはミスリルのM9にやや劣るとか 書かれていて、どんだけチートだったの、10年前のM9という顔に。 セプターもROBOT魂化されるようなので、こちらにも期待したいところ。
PMCなんだか独立愚連隊なんだかよくわからない立場に 陥った旧D.O.M.Sの面々の明日はどっちだ!? という感じでやっぱりどのへんへ向かって お話が転がっていくのかはよくわからない感じですが、引き続き楽しく読めてるので 続刊が待ち遠しいところ。ただ、もうちょっと旧シリーズメンバーにご登場いただけると ありがたいかなぁ。バランス難しいのはわかるんですけれどね。 とりあえず、「13年前の落とし物」がアレのことかアレのことかと考えつつ 続きを待ちたいと思います。
■関連情報 | |
タイトル | 『フルメタル・パニック! アナザー5 ブレイズ・レイヴン二号機(ROBOT魂)付限定版 (グッズ付書籍)』 |
作者 | 大黒尚人/四季童子 |
出版社 | 富士見書房 |
発売日 | 2013-02-07 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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『甘城ブリリアントパーク1 (角川ファンタジア文庫)』
賀東招二/なかじまゆか
Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)