『神のみぞ知るセカイ(2) (少年サンデーコミックス)』:若木民喜のかんそーぶん
@ 『神のみぞ知るセカイ(2)』:若木民喜(ISBN9784091214973)。 週刊少年サンデー連載。 悪魔の少女エルシィと共に、地獄から逃げ出した「駆け魂」回収のため 現実-リアル-の少女たちを攻略する羽目になったギャルゲー神と 呼ばれる少年・桂馬の苦闘の日々の2巻目。
今巻では第三のターゲット・病んでるアイドル・中川かのん編と 第四のターゲット・図書館の無口図書委員・汐宮栞編など収録。 1巻発売に合わせて本誌で発表された2ページの告知編「FLAG.@」も収録されています。 当然、1巻同様にかのんちゃんと栞ちゃんのその後を描いたおまけ4コマもあります。
今回のふたりも1巻のふたりとはまた違った意味でどちらも魅力的なヒロインです。 今をときめくアイドルでありながら、 その心を自身の存在への疑問や他者からの認知への不安感という深い強迫観念を抱え、 それを脅かすものにはスタンガンを振り回す「病み」系ヒロインのかのんちゃん。 そして本が好きで、図書館が大好きで、そしてその思いを他人と共有したいという 強い欲求があるのに、頭の回転に口がついて行かず、結果無口で喋れないという ジレンマを抱えた栞ちゃん。 この難敵ふたりに対して、あくまでもギャルゲーの知識と経験則で対抗していく 桂馬の頑張りが見てて泣けてきます。 彼の場合、飄々とこなしてるように見えて、実は内心ヒヤヒヤでやってる描写が あちこちで入るのが好感度高いんですよね。 嫌がりながらでも決めるべきところではしっかり決めてくれるところも素敵です。 エルシィのマスコットキャラっぷりはさらに進行してますが、 可愛いからいいんだ可愛いから!!(思考停止
個人的にはかのん編が白眉です。 アイドルの魅せる極めシーンの演出が非常にツボでして。 〆も綺麗で好きなんですよね。 だいぶ話題になって売り上げもそこそこ好調っぽいですが まだまだ売れて欲しい…そして連載も続いて欲しいのであざといですがオススメですよ。 (Permalink)
■関連情報 | |
タイトル | 『神のみぞ知るセカイ(2) (少年サンデーコミックス)』 |
作者 | 若木民喜 |
出版社 | 小学館 |
発売日 | 2008-10-17 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | 漫画 |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)