機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (2) (カドカワコミックス・エース)』:長谷川裕一のかんそーぶん

@ 『機動戦士クロスボーンガンダムゴースト(2)』:長谷川裕一(ISBN9784041203781)。 ガンダムエース連載。Vガンダムの時代に舞台を移し綴られる新たな宇宙海賊の物語二巻目。

  • 宇宙世紀0153。サイド3に住む少年フォント・ボーは 地球を狙うザンスカール帝国の 機密情報を偶然手に入れてしまったことから 宇宙海賊クロスボーン・バンガードと木星帝国の特殊部隊「サーカス」との戦闘に巻き込まれ、 ザンスカール帝国の秘密兵器「エンジェルハイロゥ」と 対をなす「エンジェルコール」を巡る戦いへと身を投じることとなる。 宇宙海賊の長カーティス・ロスコの語る「エンジェルコール」の正体、 そしてクロスボーン・バンガード復活の経緯とは。 エンジェルコールの行方を追い、 月を舞台に宇宙海賊、サーカス、ザンスカール帝国、そしてリガ・ミリティア 4つ巴の壮絶な戦いが始まる!!

ということでまさかの復活を遂げた「クロスボーン・ガンダム」新シリーズの第二弾。 前シリーズからのファン的には一番気になるところである、 テテニス様の娘・ベルさんの誕生にまつわる経緯なども軽くですが明かされて、ある意味ひと安心。 少なくとも幾ばくかの平穏が、テテニス様とカーティスくんのあいだにあったというのは救いだなぁと。 本当に個人的に鋼鉄の七人の展開が好きではなかったこともあって、そのあたりの想いはひとしおです。

とはいえ、やはり木星帝国の姫としての呪縛から逃れることが出来ないという現実も 同時に突きつけられていてキツイものもあります。 テテニス様とカーティスくんが平穏に生きるためについた嘘が、今回の事態の引き金となったというのも… そうそう楽にはさせてもらえないんですね、やっぱり。

今巻の見所はやはりクロスボーン・ガンダムVS ヴィクトリーガンダムの世代を超えたガンダムバトルですね。 目の見えないカーティスがヴィクトリータイプ三機を相手に繰り広げる大立ち回り。 リガ・ミリティアらしくヴィクトリータイプのパイロットが全員女性なのもまた小憎いところで:D ヴィクトリータイプもただやられるだけではなく、ちゃんとヴィクトリーらしい戦法を見せてくれて 見応え十分でした。量産されていることの意義を見よとね。

サーカスの一騎当千機のトンデモっぷりも凄かったですが、さてここからどうなっていくのか。 まだまだ先は見えないですね。フォントくんはこのままエンジニア系なのか、ガンダムに乗ることになるのか。 乗ることになるとしても、クロスボーンガンダムの追加はほぼ望めないわけで、そのあたりどうなるのか。 気になるポイントが多いです。

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■関連情報
タイトル『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (2) (カドカワコミックス・エース)』
作者長谷川裕一
出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日2012-08-23
区分一般
カテゴリ漫画
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ページ執筆者:東雲あずみ

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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